2017.02.11
幼稚園や小学校でインフルエンザが猛威をふるっているようで、連日生徒さんがお休みしています。
今日も幼稚園年長組と、小学校3年生の女の子がインフルエンザでお休みでした。
感染症のパラダイスのような冬、手洗いうがいを小まめにして、元気に乗り切りたいたいです。
2月のイベントといえば、バレンタインデー。
当教室でも、チョコレートのプレゼントが始まりました。
最近はアレルギーの問題などもあるので、小さなお子さんにはお母さんにチョコレートを見せてから食べようね、と言って渡しています。
そんななか、つつじヶ丘駅のコンビニで面白いチョコレートを見つけました。
そのチョコレートはスーパーやお菓子屋さんでよく見かけるチロルチョコですが、パッケージにモーツァルトの肖像画がついていました。
私が大好きなオーストリアには、モーツァルトクーゲルという有名なお菓子があります。
ピスタチオのマジパン入りで、お土産の定番のようなチョコレートです。
「クーゲル」はドイツ語で球体を意味しますが、そのチョコレートはまん丸で一粒ずつモーツァルトの肖像画が付いた銀紙のような薄い包装紙に包まれています。
そのモーツァルトクーゲルを思わせるチロルチョコを見つけて大感激!
早速7粒買って、教室で食べてみました。
クーゲルは、マジパンが沢山入っていて濃厚な甘さがありますが、チロルチョコはマジパンの味がしっかりするもののさっぱりしていて食べやすかったです。
甘すぎず、本物の味を失わない絶妙のバランスでした。
お休みが多いレッスン日でしたが、教室にいらした生徒さんはみな元気で、通常通り楽しいレッスンができました。
生徒さんは元気なのですが、私は寒さのせいで筋肉が固まるのか、肩こりがひどく首を回すとミシミシ音が聞こえてくるような状態でした。
小学校3年生のSちゃんが楽典の練習問題を解いている時に、首を回しながら思わず「ミシミシ音が聞こえる。肩が凝ってるのかもね…」とつぶやきました。
するとSちゃんは私の背後に回り、首に耳を近づけました。
「Sちゃん、いっくらなんでも人には聞こえないよ。首のきしむ音。」と私が言うと、Sちゃんは自分の首を回しながら、私の首はポキポキいってる、聞こえる?と逆に質問してきました。
「全然聞こえない。ポキポキ鳴るのも怖いね」
そんな会話が続いたあと、Sちゃんが「私、お父さんやお母さんの肩もみすると褒められるよ。うまいって。」
と言いながら私の肩を揉み始めました。
確かに親指に力が入っていていいセンスで揉んでくれています。
「わー気持ちいい。…でも、もう少し力が入るともっといいね。ピアノを沢山練習して、握力を付けてどの指も強くなるようにしようね。」
思わぬ小さな生徒さんからのプレゼントに嬉しい気持ちと、ちょっとした照れもありそんな言葉を言ってしまいました。
Sちゃんはちょっとつっぱているところもありますが、実はとても甘えん坊な女の子です。
時々尖った言葉を発して、ドキッとすることもありますが、今日はSちゃんとの距離が縮まったような気がしました。
肩もみのお礼に、Sちゃんにモーツァルトのチョコをお裾分けしました。