2010.10.17
20年以上前に出合った本場の「アルゼンチン・タンゴ」、中でもタンゴに革命を起こしたアストル・ピアソラの「現代タンゴ」作品の編曲演奏が私のライフワークです。
20年前、電子オルガン・コンクール入賞者演奏会のために編曲したのが、ピアソラの最高傑作「アディオス・ノニーノ」でした。
その後、病と闘う中、CDショップで偶然出合ったのが、82歳でCDデビューされたアルゼンチンの女性ピアニストによる「ピアソラ」等、タンゴ作品のソロ演奏アルバムでした。
気力・体力を失っていた私の中に、挑戦の勇気が生まれ、5年掛かりで3曲書き上げ、病との決別後は電子オルガンとピアノそれぞれのソロ演奏曲を、市民コンサート等で、発表できるようになりました。
昨年の、ちょうど今頃、目標を持って練習をするために、自作曲も可の、ピアノ・コンクールに「アディオス・ノニーノ」で挑戦。
「リズムと音色に良いものがあり、音楽的迫力がある。」との講評を頂く事ができました。
あまりにも苛酷な、大曲だった為、身体に変調をきたす程のプレッシャーを乗り越えたおかげで、他の楽曲の演奏に、余裕を持って臨めるようになったことが、今年に入ってからの活動の成果に、大きく繋がっています。
コーラスや地域の先輩方が、長い目で私を見守り励まし続けて下さった事への恩返しができますように、一つ一つの音楽活動に「聴いて下さる方々に幸せになって頂きたい」との思いを込めて参る所存です。