かわいピアノ声楽教室

10年ほど前
NYの地下鉄に乗っていたら
ボロボロの服を着た
見るからにホームレスの出で立ちの
年老いた黒人男性が
同じ車両に乗ってきました。
その手には、サックスが‥‥


まさか！
嘘やろ？


あの狭い地下鉄の車両内で、突然
サックスのジャズ演奏が始まったのです。
大音量！でも‥‥上手い！
静かだった車内が、一気にお洒落なバーに。
乗客の迷惑そうな顔も気にせず
その男性は、自分の世界に入って
熱い演奏を繰り広げていました。


また別の日には、
地下鉄の駅構内で、どうやって運んだのか
黒人男性の、まさかのドラム演奏。
大騒音！でも‥‥上手い！
日本なら通報される所ですが
それが許される、さすが自由の国！


恐らく、それで生計を立てていると思われる
NYのストリートミュージシャン達。
自分の演奏にプライドを持って
なりふり構わず
音楽にかける情熱や生き方を
当時は、羨ましくも思いました。
迷惑をかけるのはダメだけど。


コロナが、収まらないこの世の中
日本でもめっきり見かけなくなった
ストリートミュージシャン


それを生活の糧にしていた彼らは
今頃どうしているのか
たまに思い出してしまいます。