2020.09.30
演奏中に臨時記号が出た途端、
躊躇してしまう生徒さん
よくおられます。
よくわかります。
一見弾きやすそうに思えた
ベートーベンの「月光」第一楽章で、
符読みに苦労した記憶があります。
音符の左側に書かれたあの黒々とした密集した記号‥‥
多ければ多いほど、難しそうに見えますよね。
で、ついつい苦手意識が出たりして、
なんだか臨時記号の音だけ
力が入って不自然な音になったり
ミスタッチも増えてしまいがち。
さあ、そんな時の対処法ですが
臨時記号の音を特別扱いするのではなく、
前後の音に注目してフレーズで音を感じたり
和音で捉えたりして
練習してみては、いかがでしょう。
一本の木を見るのではなく、森を見るように。
臨時記号は、転調には欠かせません。
また、音楽がお洒落になったり、悲しくなったり
ドラマチックになったりと、変幻自在です。
臨時記号は、難しくないですよ♯♭♪