2019.09.14
ピアノ部門は、9月1~4日に第1予選、7~9日に第2予選、11日に第3予選がトッパンホール(文京区)で行われました。第1予選は 152名が応募されました。
♪ベートーヴェン:ソナタより
第2番 イ長調 Op.2-2
第4番 変ホ長調 Op.7
第7番 ニ長調 Op.10-3
第11番 変ロ長調 Op.22
第15番 ニ長調 Op.28
第16番 ト長調 Op.31-1
第17番 ニ短調 Op.31-2
第18番 変ホ長調 Op.31-3
第26番 変ホ長調 Op.81a
第27番 ホ短調 Op.90
の中から選び、第1楽章を演奏。
どの作品も、素敵な曲です。速さだけではなく、技術や音楽性を要求されるのでしょう。ほぼ平均的に選曲されていたように感じました。
第2予選に進んだのは、45名。
♪(a)と(b)を17~20分にまてめて演奏。
(a)J.S.バッハの下記の作品から1曲を選び、演奏。
トッカータ BWV910~BWV916
パルティータ BWV825~830
フランス組曲 BWV812~817
半音階的幻想曲とフーガ BWV903
イタリア風協奏曲 BWV971
(b)ショパン,リスト,ドビュッシー,ラフマニノフ,スクリャービン,バルトーク,プロコフィエフ,リゲティ,間宮芳生の練習曲から、2曲あるいは3曲を選び、演奏。ショパンは必ず1曲含むこと。
バッハの作品は、どの曲を選んでも難しいです。作品ごとにそれぞれのキャラクターがありますし、テンポの中で音楽性を出さなくてはならないでしょうし、技術的にも高度なことが要求されると思います。練習曲は、速さと音楽性のバランスが難しいかも…。45名全員の演奏が聴けなくて残念でしたが、第1予選通過者だけあって、素晴らしい演奏でした。
第3予選に進んだのは、10名。男性8名、女性2名でした。
♪下記の作曲家の作品から、1曲あるいは複数曲で35~45分のプログラムを組み立て、演奏すること。作曲家は複数選んでも良い。ソナタは全楽章演奏すること。
ハイドン,モーツァルト,ベートーヴェン,シューベルト,メンデルスゾーン,ショパン,シューマン,リスト,フランク,ブラームス,スクリャービン,プロコフィエフ,バルトーク,フォーレ,ドビュッシー,ラヴェル
ただし、シューベルト,メンデルスゾーン,ショパン,シューマン,ブラームスから必ず一人を入れること。
この第3予選だけは、自由席の販売は当日のみで、9:00~チケット販売開始され、9:30開場までの時間は平日にもかかわらず、たくさんの人が並んでいました。毎年のように驚く光景…(^^;) 会場は、ほぼ満席状態になりました。聴きに来ていましたね~! もちろん、私もその中のうちの一人ですが。10:00開演で、終わったのは18:30頃でした。聴き応えありました~。どの方も、舞台慣れされているように見えました。頼もしく聴きました。
10月の本選には、4名が進みました。すべて男性でした。貴重な女性2名が残らなかったのは残念でした。オーケストラをバックにした協奏曲を、どの作品をどう演奏されるのか、とても楽しみです。今年は、生徒と聴きに行く予定です。
(^o^)v