2017.12.20
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890)の展覧会が東京都美術館にて催されています。来年1/8まで。
浮世絵や日本に関する文献を集めるなど、日本に高い関心を寄せていました。一方で、彼の死後、日本の芸術家たちが、彼に憧れ、墓のあるオーヴェール=シュル=オワーズを巡礼していたことが近年明らかになったとか。
オランダに生まれた彼がパリに移り、様々な刺激を受けながら、絵画表現を模索していく上で大きな役割を果たしたのが日本の浮世絵だったそうです。常盤貴子さんの音声ガイドを聴きながら、展示されていた絵には、浮世絵の影響が大きかったことが読み取れました。彼が亡くなった時の芳名録も展示されていました。たくさんの日本の画家や文学者たちの名前が書いてありました。精神を患い、医師の下で治療していたにもかかわらず、37歳で自ら命を絶ったなんて、余程のことだったと思いますが、やはり生きていくべきだったのではないかと悲しい気持ちになります。
心に留まる絵ばかりでした。それだけに残念に思います。この展覧会に足を運んで行ったことで、ゴッホを深く知ることができて良かったです。