日本音楽コンクール ピアノ部門 第2予選会を聴きに行きました
2017.09.10
9月8~10日、トッパンホールで行われました。第1予選219名のうち、47名が通過しました。
第2予選は、ショパン、リスト、ドビュッシー、ラフマニノフ、スクリャービン、バルトーク、プロコフィエフ、リゲティ、間宮芳生の練習曲より1曲を選び、演奏。ショパンの作品より6分以上の演奏。フォーレ、ドビュッシー、ラヴェルより1人を選び、演奏。これらを17~20分にまとめて演奏することが課題とされました。皆さん、それぞれの曲を選び、若さ溢れる演奏をされていました。
私が一番興味深く聴いたのはフランスの作曲家、フォーレ、ドビュッシー、ラヴェルの作品。ほとんどがドビュッシー、ラヴェルを選んでいました。こんなに たくさんのフランスの作品を聴けたのは、大収穫です。ですが、少々言わせてもらうなら、ショパンとの色合いを、もう少し違ったものに感じられると、なお良かったと思いました。その色合いを出して、聴き手に伝えるのは 大変 難しいことですが…。
練習曲に関して、速さだけでなく音楽性も気にしたい…と思うような演奏も、チラホラありました。技術を持っているだけに、もったいないなぁ~と思いました。
第2予選ともなると、これからの第3予選も そうだと思いますが、上手い!だけではなく、勝ち残っていくためにはインパクトを与えるような…次も聴いてみたいと思わせるような弾き方が求められているような気がします。