2017.06.04
国立新美術館にて催されました。
とにかく、人!人!人!でした。館内に入るまでの長蛇の列、外にまで いっぱい並んで、係りの人が「最後尾は、こちらで~す!」くらい・・・驚きました~。一週間前、そんなことになっているとは思うことなく行くと、大変な状態だったので、日と時間を変えて出直し。6月2日、それでも状況変わらず。5日までの開催で、駆け込みの人が多かったようで…私も その一人でした。
(^^ゞ
さて、前置きが長くなりましたが、ガイドを聴きながら、しっかり観てきました。
「チェコ国外世界初公開 超大作《スラヴ叙事詩》全20作」と題された絵は、縦6メートル、横8メートルの圧倒的な大きさでした。チェコで生まれ、フランス・パリで活躍したミュシャが晩年、故郷に戻って16年もの歳月をかけて描いた作品は、スラヴ民族の苦難と栄光の歴史…ミュシャが描きたかった民族の誇り、故郷への想いが込められていました。戦争の苦しみ、平和への祈りが伝わってきました。
先日、受講した中井正子先生が校訂されたラヴェルの楽譜は、ミュシャの絵が表紙になっていて、とても身近に感じています。
観に行って良かったと、心から思いました。