2013.03.03
3月3日・・・桃の節句、女の子のお祭りです。お雛様の人形が我が家でも1年にこの時期だけ、凛と座っています。
人形というのは、国を問わず、特別の思い入れがあるものなのでしょうか。ピアノ曲でも 「人形」と名のつく曲が多くみられます。
「新しいお人形」・ 「病気のお人形」(チャイコフスキー) 「あやつり人形」(ローデ) 「人形の嘆き」(フランク) 「フランス人形」(ギロック)・・・・
でも、なんといっても定番で、発表会にもおなじみでよく知られている人気曲は 「お人形の夢と目覚め」(エステン)ではないでしょうか!
人形の子守唄のゆったりしたメロディーから始まって 人形の夢へ、そして速いテンポの人形の踊りへといっきに駆け抜けていく 弾きばえのする曲です。
先日のレッスンでも、この曲を大人の生徒さんが、練習を重ね ついに完成なさいました。 今までレッスンの中心だったブルグミュラーを一時中断して、かねてよりの ご希望曲だったこともあり、緩急のある、表情豊かな演奏に仕上がりました。
お人形を題名にした曲は心象をイメージしやすいものです。 子供向きピアノ曲としてだけでなく、大人の方が演奏しても、 十分に趣きがあり不思議な魅力を感じます。