2011.03.28
先日、下の子がお世話になった幼稚園の先生の結婚式でピアノを弾く機会をいただきました。お話をいただいたのは1ヶ月前、子ども達が「バタフライ」を歌うので伴奏してほしいとのことでした。すぐに準備に取りかかる予定が、謝恩会で放映予定のビデオが想定外のトラブル。その再編集に忙殺され、実質準備期間が10日という事態となってしまいました。
「バタフライ」は木村カエラさんが歌う、結婚式にはもってこいの美しい曲です。ところが演奏してみると、まずイントロがヘ長調、そして歌が入るところで早くも転調して変ホ長調。あっという間にロ長調、また変ホ長調、最後はホ長調というとんでもない転調を繰り返す曲だったのです。脳みそをわしづかみにされているような気分でした。
そしてドキドキしながらの本番当日。子ども達が先生へのメッセージを言い終わると同時にイントロ。そして、歌。子ども達の声。力一杯の声。普段、一人で弾くことばかりの私は、その声に感動してしまいました。準備期間の少なさを、一生懸命声を出すことしか知らない声に救われました。声の力ってすごいですね。