2019.12.24
バーナムピアノテクニックのテキストにはいろいろなポーズがイラストで描かれています。
実際にそのポーズをやってみることはピアノで弾くための大きなヒントになります。
頭で動きを想像するだけではなくて、実際に身体を動かしてみること。
レッスンで取り組んだのは導入書の「両手をあげてつま先でたとう」です。
小学校低学年の生徒さんと一緒に立ってポーズを真似してやってみました。
つま先で立つとグラグラすると思っていたのですが、ピシッと立てています。
かかとをグッとあげてもグラグラしません。横にあげた両手は指先までピンと伸びてポーズか決まっています。
グラグラしないねと声をかけると、学校でTポーズのダンスをやっていると教えてくれました。このポーズをずっと保つのだそうです。
あまりのタイミングの良さにびっくり!
この日のレッスンではそのままのイメージでピアノも弾いてみることにしました。
が、そこは3度の練習、むずかしいテクニックのひとつです。はじめは速く弾こうとして揃えるのが難しいとわかったようです。
そこでゆっくり慎重に挑戦すると今度は揃えて弾けました。しっかり立つように指先を意識して両足で立っている感じがつかめてきました。
身体の中に体幹がしっかりできているのでそのイメージで手の中でも感覚をつかめたのですね。
生徒さんが体験していること、経験していることを活かし「できた!」を実感できるようにレッスンしています。
そして生徒さんが達成感を味わったその上で、ほかにもこんなこともできるよ、と指先で鍵盤の下まで弾かないやり方でもやってみます。
ページをめくると生徒さんはガッツポーズ!あと2曲でこのテキストも卒業です☆