2019.12.21
中学生の生徒さん数人はショパンのエチュードをステージで演奏できるまでに成長しています。
その中で今作品10の「黒鍵」を練習している生徒さんがいます。
演奏するための技を積み重ねていても、簡単に弾けるものではありません。
楽譜にすると4ページですが、かかるエネルギーは想像以上です。
黒鍵のエチュードは、私自身「ピティナ指導者ライセンス上級」の演奏実技で演奏した中の1曲で思い入れの深い曲です。
曲にふさわしいブリランテの音の作り方、すぐにpに変化させる方法、長いフレーズの作り方、長いクレッシェンドの持っていき方、ショパンにふさわしいppからffの表現などなど、毎回のレッスンで生徒さんは確実に上達してきました。
それでも最後に難関が待ち受けています。上手く緩急をつけていかないと最後まで持ちこたえることができません。
曲によってどうエネルギーを配分するかも考えなくてはいけませんね。
生徒さんにとってはショパンのエチュードに取り組むのは2曲目です。この曲もステージで演奏できるレベルまであと一息です。
息の長いレパートリーにしたい曲は本番で演奏することで身体に染み込ませることができます。
演奏する年齢によってもさらに進化できるようにずっと温めていくレパートリーにしましょうね☆