2019.11.03
偶然でしたが、テレビで色の境界線についてのおもしろい実験を見ました。
たとえば、誰もが思う黄色・青という色はあるのですが、グラデーションのように色を変化させて行った時、「これは黄色だ」「これは青だ」と思う境界線に線を引いてもらうと人それぞれ微妙にズレるというものでした。
一つの色を見てある人は黄色だと思い、またほかのある人はオレンジだと思うということです。さらにそのズレ方が人によって違うし、どの色でも境界線のズレがあるということなのです。おもしろいですね!
自分は黄色の服を着ていると思っていても、他の人はもしかしたらオレンジの服を着ていると思っているかもしれないのですから…。
音でも同じようなことがあると思います。
pでも芯のある音なのかふわふわ浮いた音なのか、fでも豊かな響きなのか硬い響きなのか、人それぞれ音に対しての境界線の感覚にズレがあったとしても、誰が聴いてもいい響きの音だなと思ってもらえるような音作りを目指してレッスンしています。