2013.11.29
姑が天国へ旅立ってから1ヶ月が過ぎ、ひしひしと寂しさを感じるようになりました。
姑は田舎で長い間一人暮らしをしてくれていました。
しかし1年半前に病にかかっていることがわかり、私達の近くの病院に入院することになりました。それから私と主人の病院通いが始まりました。
長い間病院通いを続けていると、姑は私のことを「淳ちゃん、淳ちゃん」と呼んでくれるようになりました。(それまではずっと「淳子さん」でした。)
ある日、主人が病院に行くと、認知症の姑は、「これは、私の娘のムコです。」「おかあちゃん何言ってるんや!」と主人。
こんなに好かれるようになるなんて・・・・・少し前の私には、想像もできなかった事でした。がんばって良かった、と嬉しかったです。
そもそも今まで私はあまり良い嫁ではなく、過去にも家で介護しようとしてうまくいかなかった苦い経験があり、だからこそ姑は長い間一人暮らしをしてくれていたのでした。
病院からグループホームへ移ると、そこのスタッフの方達は家族のように暖かく接してくれ、姑にとって穏やかで平和な日々が続きました。
私はときどき、車椅子を押して散歩に連れ出しました。グループホームの近くにガーデニングの素敵なおうちがあり、私と姑は必ずそこで立ち止まってお花をながめました。
「きれいねえ・・・・・・。」お花が大好きだった姑。私にとっても、その時間は、時間が止まったかのような至福の時間でした。
主人と弟の二人を女手ひとつで懸命に育ててくれた姑。神様が最後は楽にしてくださったのでしょうか。穏やかで幸せな日々でした。
おばあちゃん、ありがとうございました。皆がんばっています。天国から皆を見守ってくださいね。
手厚い介護をしてくださった病院とグループホームの関係者の皆様、お世話になり本当にありがとうございました。