2015.11.06
深谷直仁先生の講座を、受講しました。
基礎は大切だと、重々承知して指導してきました。
「覚えるまで何度でも教える!」この気持ちは途切れる事がありませんが、「定着するまで2~3年毎回繰り返す」…毎回…欠かさず…ここが私は甘かった!
つい弾くことに時間を掛け、時にはドリルや、音符の読み書き、指の形のチェックをサラリと済ませたりしていました。
深谷先生は、「迷わず瞬時に答えられてこそ定着」との事。
納得。その通り。
暫く使わない言葉、道、数学の公式、等々…人間は忘れるんですよね。
ましてや、子供は一度聞いただけでは、数秒で忘れています。
今日のレッスンで、生徒の様子を改めて観察してみました。
5~6歳の子に指の形に注意してドレミファ ソファミレ ドミソミド13音を弾かせました。
注意して弾けるのは8音まで。13音きれいな指の形で引けるまで、平均10回繰り返しました。しかし、これは、たった1回成功しただけ。次回のレッスンまでお家で注意して練習しなければ、もとのペタペタフニャフニャの指に戻るのです。
音符や記号のフラッシュカードを4~8枚。
全て悩まず答えるまでに、これも平均10回。
次回のレッスンまで全て覚えている子は、何人いるかな…。
お家で練習しない原因は、約90%が音やリズムを自力で読めないことにあります。
分かってはいても、つい弾くことに重点をおいていた事を反省しました。
お家での練習が出来ていなければ、週1回40分のレッスンは、毎回音読みから始まるもったいないものになります。
基礎力が定着することで、お家での練習も自力で出来る!
よし!がんばるぞ!