2010.08.12
中学生や高校生は、発表会にどんな曲を弾きますか?
モーツァルトやベートーヴェンのソナタ、ショパンのワルツや幻想即興曲は大人気ですよね。
中学生になると部活で帰ってくるのが遅くなり、また、学習塾にも通い、ピアノを弾く時間が限られてきますよね。
なるべく負担をかけないように、でも、やっぱり一番力が付いてきたこの時期にあまりにも簡単というか物足りない曲というのもどうだろうかと考えてしまいます。
お友達の先生方も頭を悩ますと言います。
もしかすると、この発表会が最後になる生徒さんかもと思うとやっぱり聴きごたえのある、ピアノを続けてきて良かったと思える曲を今のうちに弾かせてあげたいと思ってしまいます。
なんというか生徒さんは、ピアノの私の子供と思っているので (思い入れが強くて笑)
私と巡り合って毎週レッスンをする、これは本当にご縁がなければあり得ないことですよね。
だから、ピアノレッスンを卒業しても、この曲弾きたいなと思えるように、また、音楽が心のささえになれるように、親になったら子供と連弾できるようにといっぱい、いっぱ~い欲張って、思っているのです。
こんな出来事がありました。
1年ほど前に、卒業した生徒さんと生徒さんのお子さん、お母様に偶然お会いしました。
生徒さんはもう、大人になっているので子供の時の面影があるぐらいですが、お母様はお変わりなくすぐ、わかりました。
なんと、生徒さんは大人になってから大きな病気をして大変だったのですが、音楽が好きでピアノが弾けたから、1年の闘病生活も乗り切れたというお話を伺いました。
今ではすっかり元気なられて、2児の母です。乗り越えられたのは、あの子には音楽があったからなんですというお母様のお話に涙が・・・。
また別の教え子は、ピアノの先生になっていました。
再会し、「先生がすごく優しくて、楽しかったから、私もピアノの先生になったんですよ。先生は、私の目標。」と言われ、なんてうれしいことを言ってくれるんでしょう(*^_^*)と感激しました。
「でも、叱った事もあるんだけどな。」と言ったら、「そうでしたっけ?」と笑っていました。
それから、幼稚園や保育園の先生になっている生徒さんもいて、一人はなんとうちの子の担任 (●^o^●)ビックリ! だった事もあります。うちの子も中学生になってるからいいかな、これは初公開です。
あの時のレッスンはどうだったのかな良かったかなと今でも思い返します。
あなたのピアノの時間、素敵な曲とたくさん出会って弾いてほしいのです。
ピアノレッスンを卒業しても音楽は一生、あなたのお友達なのです。
♪音楽と仲良く、そして忘れないでね♪といつも心に思うのです。