2017.11.21
このところ、とっても寒くなってきた東京です。
先週は、レッスンの中でいろいろなことがありました。
毎日、朝練を頑張っているMちゃん。
最近、めんどくさくなったのか?わからない音符にドレミをふるようになりました。
以前も何度か注意して、書かないと約束したのに、今日は苦手なヘ音記号にほとんどカナをふってきました。
最初は、黙って演奏を聴いていましたが、左手が変なところを弾き始めたので、いったんストップ。
楽譜をもう一度見てもらうと・・・音符ではなく、自分でふったカナしか見ていないので、違う場所の音を弾いていることに気づきました。
楽譜に
書いたものを全部消して、もう一度やってみました。
すると、いくつかの音符がわからなくなり、その後、Mちゃんは涙目になってしまいました。
読めない音が出てくると、ついつい書きたくなる気持ちもわからないではありません。
でも、その場限りのことをしていたのでは、本当に理解することはできませんし、読譜は身に付きません。
楽な方へ流されないで・・・早く先に進まなくてもいいのです。
一歩一歩確実に、自分の力で出来るようになってほしいから。
ご家庭の事情で、お休みが続いたHくん。
練習もさぼり気味。
クリスマスコンサートまで後1ケ月ちょっとなのに、ヤバイ感じです。
レッスンでは、その曲を集中的に練習しました。
Hくんの口癖は、間違うと「あ、ダメだあ~」
完璧主義の彼。
練習していくうちに、少しずつつなげて弾けるようになっているのに(ちゃんと進歩してます)スラスラ弾けないと「うまくできない~~」と顔が少しずつ暗くなっていきます。
同じところを2、3回練習して、うまくできないとため息が・・・。(^^;
練習もしていないのだから、スラスラ弾くのはなかなか難しいでしょう。
でも、たった15分練習しただけでも、8小節くらいはゆっくり弾けてきています。
みんな、最初は片手も弾くのがやっとだったの覚えてる?
今、両手でそれなりの曲を弾けるようになってるよね。
もっと、自分が出来たことに目を向けてみよう。
そして、少しくらいうまく出来なくても、あきらめないで。
私は、ピアノの上達に楽な方法はないと思います。
また、ピアノに限りませんが、自分があきらめたら、そこで終わり。
少しずつでも、コツコツと努力を積み重ねることが上達の早道だと私は信じています。
簡単にあきらめないでほしいです。