2012.03.20
先週末から今週末にかけて、世田谷区の公立小学校や中学校の卒業式が行われています。
他の先生もトピックスにも取り上げてらした「旅立ちの日に」は、とても素敵な曲です。
私も子供の卒業式で感動し、号泣した覚えがあります。
また、少し前に、あらき先生のトピックスでも取り上げられていた「仰げば尊し」ですが、私も大好きです。
いつも「卒業式で何故歌わないんだろう?!」と思っているくらいです。
この歌に限らず、昔からある童謡や唱歌には本当に素敵な歌詞がいっぱいあるのに、最近の学校の教科書を見るとそういう歌は減ってきているようですね。
私が参加しているボランティアの趣旨も、学校の授業では、全部聴かせられない童謡唱歌の歌を、CDではなく、生の声で聴かせるということが目的の一つでした。
こんな素敵な歌を知らないなんて・・・と思うこともしばしば。
先日は、4年生の生徒に「春分の日ってなんですか?」と聞かれ、お彼岸の話をしたら、「お彼岸って???」となり、思わず「エーッ??」って感じになってしまいました。
私たち大人は、昔から歌われてきた歌や風習、季節の行事などを、もう少し大切にして、子供たちにきちんと伝えていくべきだと思います。
また、そういうことを知ることで、季節を感じたり、想像力もはぐくまれるような気がします。
ちなみに、「彼岸」とは仏教的には生死を越えた悟りの世界を意味するそうです。
思えば、私たちが今あるのも、この社会も、自分の力だけで作り上げたものではありませんよね。
それは、長い歴史の中から築きあげられたもの・・・私たちはそのお蔭をこうむって生きています。
この時期にお墓参りをし、先祖や故人に感謝する心をもつことが「お彼岸」という行事ということになりますね。
付け加えると、「春分の日」は17日(彼岸の入り)~23日の中日(ちゅうにち)のあたる日のことです。
♪ちゃん、わかったかな?