2020.03.11
いつもピアノネットをご覧いただきありがとうございます。
今回のコロナウイルスは、皆さまがそれぞれの立場で対応に苦慮されていることと思います。私も、いつものレッスンの時間が空いたので見たことのないテレビ番組をみたり、出かけたことのない時間帯にお買い物に行ったりして生活のリズムが少し変化していますが、そんな中で少し感じたことを書き込みたいと思います。
同居の母とはレッスンがあるときは夕食は別々ですが、昨日は母が私のところへ来て大相撲を見ながら晩酌をしました。今回の春場所は「無観客相撲」です。いつもは大入り満員御礼の中での相撲なので、人気の力士の取り組みは大きな拍手や歓声が起こります。土俵際で寄り切られそうになると”あーっつ!”とか、何とかのこって巻き返すと”おぉー!”と拍手が起こり、とにかく観客の歓声がすごいですよね。
昨日は行事の呼び出しや”はっけよい”の声と、力士の立ち合いの時に出る”ぐふぁっつ”という声だけで、どちらが勝っても負けても何のリアクションもありません。サッカー、野球、ラグビーなどどの競技もみんなそうですよね。観客の声援や歓声があって選手の励みになり、こちらもパワーをもらう。
演奏会はどうでしょう?無観客でのステージってあります?クラシックもロックバンドも、みんなに良い演奏を聴いてもらい、大きな拍手や歓声が起こりますよね。時には感極まって涙したり。無観客の演奏ってただの練習風景と同じです。
予定されている演奏会が次々に中止や延期になって残念ですね。サザンオールスターズの桑田佳祐さんが、家にこもっている人のためにラジオを聴いてもらおうと言っていました。それならわかります。
またライブハウスでのクラスター感染が問題になっていますが、音楽やスポーツそのものに罪はありません。早くこの問題が解消されて、今までの生活ができるよう願います。