2016.12.07
皆、人それぞれに個性があります。
人見知りな人もいれば、前向きで積極的な人もいます。
何でも器用にこなす人もいれば、時間をかけないと上手くできない人もいます。
だけど、私はどんな人にも音楽を楽しんでもらいたいと思っています。
ある生徒さんは、発達に少し不安があります。
お母さまからお問い合わせを頂いた時に「発達に遅れがあるんですが、ピアノは習えますか?」と聞かれました。
知り合いのピアノ講師に「ピアノは、賢くないとできない」と言われたことがあったそうです。
私は、生徒さんの性格や特徴をお聞きして、生徒さんの様子をよく見ながらレッスンをしてきました。
レッスンを始めて1年半が経ちますが、今年の発表会では生徒さんの好きな曲をスラスラと弾けるまでに上達しました。
またピアノを弾く正しい姿勢がありますが、私は敢えて自由に体を動かして弾いていいんだよと話しています。
その方が、その生徒さんらしい演奏になるからです。
お母さまからも「楽しそうに体を動かして弾いているのが嬉しいです」と言って頂けました。
私は、発達の遅れも個性と捉えています。
それぞれの生徒さんと同じように、生徒さんに合った向き合い方でレッスンを進めていけると思っています。
どんな生徒さんにも「ピアノって楽しい!音楽って楽しい!」と思ってもらえると本当に嬉しいです。