2013.10.27
気づいたら、すっかり更新ご無沙汰でしたが、その間にあった素敵な出来事をご紹介します。
このHPを通して「合唱コンクールの伴奏者に推薦されたけれど、実は正式なピアノレッスンの経験が無いので、困っています。その曲だけ弾けるようなレッスンは可能でしょうか?」・・・こんな一風変わった?問い合わせがありました。
正直、どうかなあ・・・と思いましたが、まずは、直接会って、詳細を聞いてみることに!「無理な事を引き受けて、自分も苦しみ、廻りにも結果迷惑をかけるよりも、勇気を持って御断りすることも大事かも?伴奏という事はそんな生半可な気持ちで引き受けられるほど甘いモノじゃない!!」・・・ってコトを伝えるのも私の仕事かもしれない。。。なんて迷いながら。 で!・・・やって来た彼女は、自分の意思をしっかり持った頑張り屋さんでした。お姉さんがピアノをやっていたのを見ていた程度で、楽譜は読めるけれど、リズムがよく分からないという事でした。
少しだけ自力で弾けた前奏を聞かせてもらい、何とかなりそうだと直感したので、お引き受けすることにしました。
ただし!当日まで約一か月間は、部活も、もしかしたら勉強も後回しにして、ピアノを最優先して練習するくらいの気構えでなければ、出来ない!!・・・という事を確認し、週二回ほどのペースでレッスンを計画しました。器用で良い勘をしていたので、楽譜を模様読みし、曲の作りの同じ部分を探し、リズムが分からい時は、一拍の単位を確認する等の秘策?をアドバイスすることで、一回ごとに仕上がって行く様子は、私も頼もしかったです。そうして迎えた当日。ホールでの本番を、私も一父兄として観に行きました。タッチは俄作りでしたが、歌に迷惑をかける個と無く、堂々と弾く姿を見て、私も感動しました。
色んな考え方があると思いますが、このHPに「役に立つピアノを」と言っております。ああ、こういう事だな・・・と私自身、改めて感じた出来事でした。
後日、お母様からも「親子共々密度の濃い時間で、勉強になりました。」と感謝の言葉を頂きました。指導者として嬉しかったです。出逢いに感謝!!