2025.12.02
先週末は、コンサートに出演。
年に1度、大学の7期上の先輩方で主催する「セッテステッレ・サロンコンサート」に出演させてもらって15回目になります。
自分自身のために舞台で演奏する機会を年に1度は必ず持とう、と子育てが少し落ち着いた30代後半の自分との約束。
様々な恥ずかしい経験もてんこ盛りですが(^-^;、それも含めて生徒たちに伝えられるものも沢山あるのが私の良さかもしれません。
さて、皆さんは日常生活の中で、心の中でどんな言葉を自分に囁いているか、意識したことがありますか。
「あぁ、明日は仕事とこどもの送り迎えでバタバタだから早く寝ないと」etc.
私たちは心の中で、ありとあらゆることを呟いているのではないでしょうか。
自分の心の中でのいろんな独り言、会話を「セルフトーク」と言いますが、
演奏前、演奏中には、いろんなつぶやきが発せられていることが意外と多いものです。
そして、セルフトークは、人の感情や行動に密接に関係しているので、演奏にとっても大きく影響するものなので、大切に扱いたい部分なのです。
この話は尽きないのですが、私自身がどんなセルフトークの癖があるのかを観察していると、「間違えたくないな」「心地よい演奏と思ってもらいたい」というものだったり、ネガティブに捉えがちな母に対しては「印象に残る演奏だった、よかったと言わせたい」なんて考えてしまいます。
もちろん、全てがダメという訳ではないのですが、思うようにできなかった時には、人によっては落ち込みすぎて心の負担になりすぎることもあります。
私が演奏はもちろん、大勢の学生などの前で講義するときに心の負担が少なくなっていったのは、セルフトークを観察し、変えたり、使ったり、減らしていったことにあります。
私自身が自分らしい形で発揮できる1つには、
「さぁ〜て、楽しんでくるよ!」
「今この瞬間、生きてこの舞台に立って演奏することを味わえるのは幸せ!神様、ありがとう!」と始まる前に自分に語って、一歩ずつ歩き始めることにあります。
舞台に立つ緊張感を私も体験することで、大人からこどもまでの生徒達にに発表会でのことを伝えることができます。
最後は、「楽しんできて!」です。
日常生活や、仕事・学校生活の中などあらゆる場面でも、一歩勇気を持って行動できるようになるため、それぞれのセルフトークをマネジメントを密かにレッスンでも扱いながら、これからも引き続き生徒との関わりを大事にしていこうと思うコンサートの1日でした。