2025.09.29
私はピアノ教室を営みながら、26年間の看護学校講師をしたこと、ライフ&ビジネスコーチング、3年目になる大学での講義に携わっている今、4歳から60代までの人たちに関わる日々を過ごしています。
その中で様々な悩みに触れてきたのですが、関係性が近ければ近いほど、特に家族であれば、気持ちの揺れ幅はどうしても大きくなります。私も2人の我が子を育てながら、いろんな出来事や自分の感情にも揺れ動く日々もありました。
それでも、親としての次のような悩みを耳にした時に感じることがあります。
「自分にとっての“正しい”は、こどもが生涯を通して生きるための“正しい”ことかだろうか。」と。
「子どもが正しい道に進んでくれることを強く願っているのに上手くいかない」「こちらの方が正しい道だと〇〇先生も言っているから、そこを目指た方が子どもにとって良いのに、本人がその大切さをわからない。」「必ずこの子のためになるのにモチベーションを上げてくれない」
親として、子どもがまだ幼く未熟に見えたり、子どもが少しでも幸せになって欲しいと願うがゆえに、悩みも大きくなることは、同じく子育てをしてきた私も「あぁ、母として心配だろうなぁ」と痛いほどわかります。
我が子だけに、弱い部分も知っていますから。
それでも、そんな時には「5年後、10年後に我が子がどのように生きていて欲しいのか」
と自分に聴いてほしい。
自分が思い描く「正しい道」というのは何なのか、
子育ての最終地点は自分にとっては何で合ったのか、ということを少しだけ立ち止まって、振り返ってみて欲しいのです。
悩みが出来たその時がチャンスなのです。
そして我が子ともっと話し合ってほしい。
親として正しい道を外れて、失敗だとするのは何なのか。そもそも失敗とは何なのか。
仮に失敗だとしても、それを乗り越えられる力を備えさせてあげられるのがお家の人でもあります。失敗に打ちひしがれたとしても、そこに寄り添い、応援し続けられるのが親としてできること。
もちろん、私だけに限らず多くのピアノ教室の先生方、他の習い事の先生方でもこどもたちの気持ちに寄り添って応援する人たちは少なくありません。
お母さんたちが1人で抱え込まずに、助けを求めながら、我が子とも向き合って話し合いながら、健やかに進めますように。
遠く旅立つ我が子のためにアルバム整理をしていたところから、保護者の方、クライアントの親としての悩みについて、ふと感じたことでした。
明日もきっと晴れ。
こども達も私たちも晴れやかに育つ。
そう信じて、毎日を過ごしたいと思います。