2025.03.26
「頑張ってきたー!」と嬉しそうに教室に入ってきた生徒は、
「頑張って、1人で教室に来た!」ということと、「頑張って、(1週間)練習をしてきた!」という2つの意味を持って話してくれました。
当教室では少し遠方から、保護者様の送迎で通ってきてくれる人が多いのですが、近所でも教室下まで送ってくださっていることも多いです。なので、近所に住む小1の彼女にとっては、「1人で来れた!」というのも自信になったようです。
私自身は小学生からは大阪市内の地下鉄御堂筋線を2駅、お金を握りしめて1人でピアノの先生の元へ通っていたのですが、生徒の笑顔を見ると、ふと古い記憶が蘇ってきました。
自分で「できた!」という経験は宝物になりますもんね。
また、「練習を1人でがんばれた」というのは、お母さんが練習の際には横に座って下っていたことがわかります。
そんなふうに家庭内でもご協力いただいている様子が分かって、保護者の方とお話しする機会があれば「親子喧嘩になってしまうような、練習中の注意や指摘はしてくださらなくていいですよ」とも伝えています。
練習中に気にかけて座って聞いてくださることはもちろん、「今、どんな曲を弾いているの?」等の興味をお子さんに示して話しかけてくださると、何よりもお母さんに褒めてもらったり、興味関心を持って気にかけてもらうことだけでも嬉しいこども達は、頑張ることができます。
これはピアノに限らず、どの場面でも目や心をかけることで子ども達は育まれていくので、大事にしてほしいこと(*^^*)。
教室でも「できた!」を増やしていきたいなぁ。
そして、その「できた!」をどうしたらできたのか言葉にしてもらうことも、私のレッスンの特徴かもしれません♪