2024.07.17
「こども(娘・息子)と信頼関係をつくるのって、ホント、“難しい”です。何考えてるのかよく分からなくなってますし。まぁ、それぐらい大きくなったんですけどね・・」
ため息混じりに言う保護者の方、これまで出会ってきた学生や友人(大人)からも何度も耳にしてきました。私も母親業してきているので、その何とも言えない思春期の頃などのことを考えても、共感するところは大いにあります。
ですが、「難しい」と何かと言えば使ってしまう言葉だとしたら、少し立ち止まってみてください。
一体、“難しい”って、何に対して考えているのか。
本当は信頼関係をつくった方がいいと、やればいいと思っているけれど機会がないのか、
我が子に嫌われないようにするのが「難しい」のか、
我が子の話を聞くことが家事で忙しいし面倒なのか、
我が子の冷ややかな反応に自分が混乱したり、不安だったり、自分が傷つきそうなのを避けたいのか、
そもそも、信頼関係がある方がいいよね、という程度であまり必要とは思っていないのか。
「難しい」と言うのは、口に出した途端に、私たちは何だかんだと理由を考え始めるものです。そして結果的に、私たちはそれを「難しい」と納得してしまいます。
やってみよう!
なんとかなるかも!
できる!
軽やかな気持ちを生むために、
「難しい」と口から漏れ出そうな時には、
「慣れていないだけ」って呟いてみてください。
そう、私たちは慣れていないことは、難しいって言いたくなるから。
そして冒頭の、我が子と信頼関係をつくるというテーマだとしたら、
本当に信頼関係をつくりたいと思っているかどうか、
我が子と5年後、10年後、、どういう関係でいたいのかを想像して考えてみてください。
大切な我が子との今の時間。
きっと暑さもあってイライラもするでしょう。
叱るというより、怒ってしまうこともあるでしょう。
それも親子ですもの、O Kだと私は思います。
ただ、時間をおいてでも「あの時は、感情的に怒ってごめんね。お母さんのあの時の気持ちはね・・・・」と話す機会を作ってみてほしい。
きっと、その小さな種はお子さんとの関係も、お子さんの心の成長に栄養となります。
言葉のチカラをどうか味方につけて、暑い夏の子育てを乗り切ってほしいです。