2021.07.11
今春にフェリーチェ入会から3年、7年を迎えた生徒たちの継続お祝いをしました。
この日は、生徒本人が継続できたことにお祝いもしますが、続けさせてくれたお母さん(&お父さん)に感謝を私からはもちろん、生徒からも伝えてもらう日でもあります。
照れながら「ありがと」と伝えるこども達の姿、それを微笑みながら受け取るお母さんの姿に、私も幸せな気持ちをいただいています。
続ける。
たった一言ですが、膨大なエネルギーを使うことでもあり、日々の中では小さなことを軽やかにやっていくことでできることでもあります。
ピアノのお稽古と言う習い事、芸事を嗜むことにフォーカスすると、「続けること」ができ、その中でその子のペースでその芸を身につけられ、生涯に渡って影響することのできる音楽であるようには、保護者様、特にお母さんの関わり方は大きな影響力があると感じてきました。
もちろん、それは私自身が母親業、看護学校の講師で学生と関わることを20年以上してきた経験や想いからでもあります。
母親としては急いでしまう「成果」を必要以上に追い求めない、我が子だけを責めずに見守ることができる、我が子のその芸事・・ピアノについて関心を持ち続けている、の軽やかに関わる基本的な在り方が、とても影響すると感じています。
もちろん、ピアノは「習い事」「趣味」のカテゴリになります。ピアノだけが全てではないでしょう。
それぞれのご家庭の価値観によって、習い事をどうしていくのか、お子さんと「話しあう」「対話する」ことは必要です。
ピアノの演奏スキルを磨くことは、ピアノ教師としての私の役目です。
それでも、私は「ただ弾けたらいい」(そもそも、弾けるってどういうことか、ですが)、「楽譜が読めたらいい」「教材が進めばいい」という指導は、私の大事な軸ではありません。
ピアノを通して、その子の未来が、その人生が、しなやかな心の強さを持って生きていけるよう自分を表現し、活かすことができる、自己受容感を高める。。。人間の芯の部分について、とても大事にしています。
・・・と、熱くなり始めたので、ここまでに(*´︶`*)。
人が持っている素晴らしいところを見抜き、成長を促すことが私の強みであり、幸せであることは間違いないな・・と私も振り返りをする、継続お祝いの日でした。
我が子に「ちゃんとしなあかんで!」「練習全然続かないんです」と言いそうなとき、言ってしまった時、さて、私たち大人は「自分自身はどうだろうか? 」「自分ならどんな関わり方をしてほしいだろうか?」
と立ち止まって考えてみましょ。
私も、母親として、日々振り返りです。
では、また!