2021.03.23
卒業式の季節ですね。
幼稚園・保育園、小中高校、大学・・・
そこで過ごした数年間を、なぜか自然に振り返っている機会でもありますよね。
その時その時の瞬間には、辛かったり、悲しかったり、悔しかったり、とっても面白かったり、嬉しかったりという感情の湧き上がる出来事も、後で思い返すと、「あれがあったから今がある」とそれぞれの意味づけができることも少なくないと思います。
大きな出来事から、日常の小さな出来事も人には何かしらの影響が与えられています。体験したことの意味を自分がどのように受け取るのかによって、その後の歩みは目に見えない形で変化していくでしょう。
「ぼくはいろんな場面で音楽の力を感じてきました。音楽は気分を盛り上げてくれたり、優しい気持ちにさせてくれたりします。これからも音楽にふれあいながら、中学校生活に向かおうと思います」
保護者の方から本人にはこっそり送ってくださった文集の写真を読ませてもらいました。
普段、話すことが少なくなったお子さんであっても、必ずそれぞれの心の中に育っていく想い、感情があることを保護者の方も発見されたようです。
私自身も「音楽と触れあう」きっかけづくりの1人として、こども達はもちろん大人ピアノの方達への関わりを大切にしていこうと改めて決意させてくれる文章でした。
私は生きてきたいろんな場面で、音楽に悔しさ、悲しさ、もどかしさを癒されたり、喜び、勇気に変えて励まされました。
部活、勉強、ピアノと必死にこなした中学時代、「君にはピアノは無理だな」という師の一言に反発してピアノ科進学を目指してしまい悩み苦しみながらも友人に恵まれた高校時代、やりたいこと、目指したいことが見えなくなって目の前のことを楽しむことばかりだった大学時代、音楽から離れて社会に出て自分の発する言葉、態度などの在り方を磨かれた時代、転職&結婚をして音楽の世界に戻った時代、出産&育児、そして起業をしていく時代・・・・
どの場面でも私の一歩を励ましてくれました。
どんな曲だったのか、、また別の機会にお話します。
さて長くなりました。
皆さんは、どんな場面で音楽が励ましてくれたでしょうか。
今日も1日、ゴキゲンな自分を選んで過ごしましょ。