2017.02.27
昨夜、30年以上も毎月開催されている橿の木コンサートに、先輩の歌の伴奏で出演しました。
久しぶりの伴奏。
私の課題は色々見えてきましたが、歌い手の息遣いに集中して、團伊玖磨作曲の「笛」の世界に、ふわりと入ったと感じられた瞬間がなんとも幸せ。
何よりも今回よかったことは、帰り道「本番をあえてつくらないと、仕事の忙しさで歌わなくなってしまう。練習するために本番をもとうと思った」と先輩の言葉を聞けたこと。
練習する気持ちを高めるために本番をもつのだ、と。
練習したから発表をする。
それもまた然り。
でも、練習を続ける、演奏をし続けたい、そのために本番をあえて設定することも必要なのです。
わたし自身の身体の中にも、いろんな感情が走ったような気がします。
そんな先輩の伴奏として演奏の機会をいただけたこと、本当にありがたい。
精進し続けるのとは苦難ではなく、自分の意思。自分の喜びなのだ、ということを感じられると、大人のピアノの楽しさは、もうひとつアップするのを改めて胸にするコンサートでした。