2016.11.29
予選と本選で違う曲を選べるコンクールがあります。
同じ曲を弾いてもいい時、あなたならどうしますか?
同じ曲を選ばれる方が多いのでは?
小学生ぐらいの年齢ですと、同じ曲を数ヶ月弾いていると飽きてしまいますね。
そんな声を多く聞きましたから、今年のブルグミュラーコンクールは予選、本選の曲を変えてみました。
それは1が月足らずで1曲を仕上げる、ということです。
無謀なチャレンジでしょうか?
今年本選に進めた二人のうち、一人は銀賞をいただくことができました。
もちろん、本人は大喜びです。
ひと月で仕上げて入賞できたのですから
がんばりましたね。
でも、別の見方をしてみましょう。
もし、予選と同じ曲を弾いていたら…
予選は本人のお気に入りの曲でした。
安定した演奏ができます。
本選の方は何が原因か、かなり緊張したようで、いつもとは違う演奏になっておりました。
ここで気づいて欲しいことがあります。
どちらにも効果があるのです。
1が月で仕上げた自信。そして悔しさ。
悔しかったとしたら…
入賞した方は、飽きたかもしれないけれど、
1つの曲を長きにわかって練習できた。
その事実。
コンクールの結果で一喜一憂するのではなく、
その裏のいろいろなことを知ってほしいのです。