2015.01.30
同じ時期にピアノを習い始めて、ピアノが好きで毎日練習している生徒さんが2人います。
それが1年過ぎ2年過ぎたところで進みの差が出てきました。
ある1人の生徒さんは、毎週一冊の本で1曲、教本が3冊なので3曲合格していきます。
もう1人の生徒さんは、宿題の曲にもう少し練習が出来るから更に次の曲も練習して同じ教本の3冊で5~6曲合格していきます。
誰でも後者の生徒さんが早く進んで行くのはお分かりですね。
でも、前者の生徒さんは落ちこぼれているわけではありません。
この生徒さんも優秀なお子さんです。
私はこの生徒さんにも、『余裕があるのならもう1曲か2曲もやってみたらどう?』と声をかけてみました。『今のままでいい』との返事。
〈練習してくるからもっと宿題を出していいか〉ではないのです。
この子にはこの子のペースがあり、また幼いながらに自分が無理なく練習して来れる範囲を知っているみたいで感心させられました(^_^;)
また、後者の生徒さんは練習をして来る上にもっとたくさん、もっと色んな曲を弾きたい好奇心のあるお子さんです。
みんなと同じ分だけしか曲を聴いてあげないと言う意地悪は出来ません。レッスン時間は30分しかありません。これは、平等です。30分をいかに有効に使うかは、私自身にかかっています。
例に挙げた生徒さん達は二人とも優秀なお子さん達です。
ほとんどの生徒さん達がこうなのかと尋ねられると、そうではありません。
1曲を仕上げるのに1か月以上かかるお子さんもいらっしゃいます。
私は他人と比べるより、半年前や1年前よりどれだけ上達したかをみています。
進歩したお子さんに対しては『凄いね!!上手になったね!!』と褒めます。
個人レッスンなので、それぞれのペースの練習でいいのです。
大人になってから習い始めて上達されている方もいらっしゃいます。
小学生のお子さんは、まだまだ時間がたっぷりあります。学校の伴奏やグレードテストを機会に練習をたくさん始めた生徒さん達もいます。
どうか、皆さん!
それぞれに無理のないペースで練習して下さい。
そして、ピアノを楽しんで下さいね♪