2016.06.24
なかなか練習しなくて・・・と思うこと、
ありますよね。
なんでもそうですが、
・簡単にできないとめんどくさい。
・考えたり、何度もやったりしたくない。
・遊んでいたほうが楽ちん。
・がんばるのがイヤ。。。
これ、みんなの本音でしょう。先生もそうだったからよーくわかりますよ。
でも、
それじゃいけないってことも、お母さんたちは知ってるし、
みんなもうすうす感づいているはず。
さて、
低学年のころあんまり練習熱心じゃなかった生徒さんが、
高学年になって急に上達したり、いい練習ができるようになること、
なぜか、けっこうあります。
小6のさーちゃんは、4歳からレッスン開始しましたが、
小4のとき、体調不良で長い入院をすることになりました。
大丈夫かと心配していた半年後、ようやく退院しレッスンも再開。
しばらくぶりのレッスンに不安そうなさーちゃんでしたが、
簡単な復習をしたところすぐに自信を取り戻した様子、満面の笑みです。
とにかく疲れないようにムリしないでねと言ったのですが、
自信のある、しっかりしたピアノを弾くようになりました!
それはもう、見違えるようです(失礼!)
「ピアノが弾けるのが嬉しいみたいです」と笑顔のお母さん。
それ以来、いつもいいピアノを弾くようになりました。
練習不足な時も、レッスンで集中して、すぐ弾けるようになっています。よかった!
こーちゃんも小6ですが、
おっとりマイペースなタイプで、がんばるよりのんびりと、という感じです。
そのペースに合わせてやってきましたが、
ある日を境に急激に上達の兆し!
きっかけは発表会。
ほかの生徒さんたちの演奏を聴いたらやる気になったみたいで、
集中してピアノに向かうようになりました。
もちろん、テキストはどんどん進み、あっという間に次の本へ。
これだけ意識がこっちを向いてるなら、こんな曲はどう?
「いい曲・・・難しくてもがんばりたいです!」
生き生きと自信を持ってピアノに向かうようになりました。嬉しい!
小4はーちゃんと、小6ゆーちゃん姉妹もすごいです。
二人とものんびりレッスンしていましたが、
まずゆーちゃんの方が進みが早まり、階段を上がるように上達。
そしたらはーちゃんもスイスイと進んでしまい、かなりの進度で次の本へ。
練習が、進度と上達に直結したかのようであっという間に実力がついています。
いったい急にどうしたの?と聞くものの、
「うーん・・・なんとなく?かなぁ?」と、これもニコニコと。
練習したくないよねぇ・・・ちょっとさぼっちゃうことあるよねぇ・・・と、
先生はいつも思いますよ。自分がそうだったから。
でも、なにかのきっかけで、
ゆっくりペースの子たちが急にずんずん進みだすこともあるのです。
こういう場合の共通点は、
・練習キライだったけど、なぜか弾きたくて弾く、になって楽しくなった。
・気に入った曲に出会って、やる気が出て楽しくなった。
・練習したらできるようになって、そしたら楽しくなった。
・表現や音色を知ったら、弾きたくなった。
そして、
・自宅練習が進んでなくても、レッスンではがんばっていた。
・今まで習っていたことが、腑に落ちる=理解納得できるようになった。
・よく弾きたいという気持ちがわいて、真剣な気持ちでピアノに座るようになった。
___こんな感じでしょうか?
なかなか練習しなくて困ったというお母さんは多いですよね。
ですが、
何かのきっかけで、それまでのレッスンが実を結ぶことがあるのです。
自我が出る年齢になったとき、反抗期として荒れることもありますけれど、
こうしてプラスの方向に向けられることもたくさんあります。
プラスの方向にシフトされたお子さんは、
練習不足であってもレッスンでそれをカバーできますし、
きれいな意識でピアノに向かえるようになります。
これは、ピアノだけじゃなくほかのことにも大きなプラスに作用します。
みなさん!いいお手本がたくさんありますよ。
急ぎすぎず、ムリ・ムラ・ムダのない歩みをしていきましょうね♬