2016.04.15
「音色がうまくいかなくて・・・
何か私にできることがあったら
教えてください」
「コンクールを考えているのですが、
自宅練習でのアドバイスを
いただけないでしょうか」
「いっそのこと、
ぜんぶ最初の基礎からやり直してください」
これらはどれも、
お母さんたちの言葉です。
私にできることがあったら教えてください・・・とおっしゃったのは、
ピアノ経験のないお母さん。
目指しているものはわかる、でもなかなかお子さんができなくて、
私に手伝えることはないでしょうかと訊かれたとき、
なんて率直で気持ちのいい姿勢だろうと思いました。
また、
コンクールを考え始まってどんなふうにしたらいいか教えてほしいとおっしゃるのは、
まだ初心者のお子さんのお母さん。
今から気をつけることはないかとお尋ねの中には、
目標を持って頑張ってほしいという母心があります。
最初の基礎から教え直してほしいとおっしゃったのは、
引き継いだ生徒さんのお母さん。
引き継いだ場合、どうしても修正があるから復習からスタートすることが多いです。
そのときに、
もう何年も習ってきたのに、そんなところからやるなんて、と
納得しかねる方もいるかもしれない。
ですが、
先生にしっかり教えてほしいので初めからやってくださいとにこやかに言われて、
私としては、その期待に応えるべく実力をつけてあげようと新たに思ったものでした。
そういえば、こうして率直に、
わからないことを教えてください、
自宅で手伝えることがあったら教えてくださいと、言われることは
意外とあるようで少なかったかも。
おとなになると、知らないことを知らないと言いにくいことってありますよね。
でも、私のレッスンに関しては、
ピアノ経験のあるお母さんでも知らないことの方が多いかもしれません。
だから、
どうやったらお子さんが上手になるのか知りたいなら、
レッスンの時に遠慮なく、どうぞお尋ねください。
クリアしてないハードルは、人それぞれ違います。
そこをピンポイントで意識し、直そうと努力していくと
いつか必ず、できるようになりますよ。本当です。
どうやったら上手になるんだろう?何が必要なのかな?
疑問を持つことはとってもいいこと。お母さんたちも進化していきましょう♬
常々思うのですが、うちの教室は本当に保護者の方に恵まれています。
協力的でご理解いただいて、本当にレッスンしやすくて助かっています。
あるお母さんが、
「子どもが小さいころ私は反省の多い時期で、
あき先生に言われてハッとしたことが何度もありました」
・・・そうでしたか?私、何か言いましたっけ?
ということは、たぶんたいしたことは申し上げてないのでしょうが、
このお母様のように、こうしてご自身を振り返られて
こんな風におっしゃることができる、それがすごいと思いましたね。
いいお母様方に恵まれて、本当にありがたいです♪