2016.03.18
前回、お子さんの目が
ちゃんとおんぷを追いかけているか確認して、
というお話をしましたが、
もうひとつ、目の動きで大事なことが、
“いま弾いている音の、次の音符を見ること”です。
今弾いているおんぷを見ていては次が弾けません。
いつも、次のフレーズ、次のおんぷを見ていることが大事です。
うまく弾けている場合は、無意識に次を見ているのですが、
つっかえやすい子は、次の音を見るのが遅い傾向にあります。
つまり、うまく弾き進めるには、
いま弾いている音と、見ている音符は違う、という
ちょっとした時差が生じることになりますね。
この同時進行は、ほんの少しの時差ですが、
これができているかどうかの違いは大きい。
脳を同時進行に色々使っているということでしょうが、
やってない人には難しくてすごいと感じるかもしれないけれど、
やっている人にはどうってことない作業でもあります。
でも、これは脳をよく使ってないとできません。
どうやって脳を使うの?
ピアノを弾くことに慣れていけば、自然と脳は動くからだいじょうぶ!
いつも一歩先を見て進んでいきましょうね♬
そうそう。
おうちの方がレッスンに協力して下さるなら、
発表会向けのCDなどを聴かせてあげてください。
お子さんには、モーツァルトのソナタ集では難しくて関心がうまれないかも。
いろんな曲を集めたCDなら、すてきな曲がいっぱいですから、好きな曲、憧れの曲に出会えるかもしれません。
もちろん、ベートーヴェンを聴いて心奪われるということもありますよ。
でも、本格的なものだけだと子どもの耳にはとっつきにくいこともある。
有名で耳慣れやすいものを聴かせて自然と興味を向けてあげるのがいいですよ。
そしてたまにショパンやベートーヴェンなども取り入れる。
一番いいのは車の中など、BGMのように流すことですね。
学校のお掃除の時間、下校の音楽など、決まった曲を流しているでしょう。
そんな感じに、ついでに耳にするといった感じで、CDを聴かせてあげてくださいね♪