2016.03.05
自宅練習の時、
おうちの方がお子さんの練習を見てあげることが
ありますよね。
基本的に私は、
おうちの方に練習を見てもらうということを
前提にしてはいません。
ひとりで練習できるのが理想だし、
親子関係がまずくなることもあるし。
もちろん、
小さなお子さんの練習に付き合うのが苦じゃないという場合は、
ぜひ見てあげてください!
でも、
子どもが嫌がったり、お母さんがしんどいなら、しなくても全然OKです。
今回は、
もし見てあげるとしたら、ということで書いていきますが、
・つっかえているところがあったら、
つっかえないように練習するよう指示してください。
そこだけ何度も練習させて、スムーズに弾けるのを目指すようにしましょう。
誰でもつっかえることはあるけれど、
そこだけ練習してスムーズにしようとしているか?
意外とそうでも無かったりします。
本人は無意識で、つっかえている自覚がないこともあります。
それを指摘して、「そこだけ何度も練習したら?」と言ってあげてくださいね。
・レッスンで直されたところがあったら、
どこをどう直されたか確認し、それが直るように練習させてください。
直してほしいところに印をつけてあります。
音符に印があるなら音の間違い、指の番号に印があったら指使いの間違い。
なんとなく弾いていると直りません。
意識的に直す練習をするように声をかけてあげてください。
直ったかどうかの確認もぜひ!
この2点だけを毎週やれただけでも、必ず前進できますよ!
そしてさらに、
楽譜に関してのことではない、指や弾き方の注意点も習っているはずです。
それは、無意識レベルで弾くようなポイントなので、
楽譜上のミスだけを追いかけていては体得できないのですが、
一度身についてしまえばどうってことはないスタイルです。
先生が赤丸をつけたりしていろいろ教えていることがあるでしょう。
それをいつもしっかりやりながら弾いてくださいね。
ノーミスなら上手、強く早く弾ければOKと思っている場合も多いですが、
本当に上手とは違うのです。
いくら練習を積んでも、
弾き方や指がよくないとそれはマイナスを身に着けることになります。
ですので、
楽譜のミスだけじゃなく、先生の書き込みをよーく見て実行してくださいね!
今の時期はコンクールレッスンが多いのですが、
審査に通るにはノーミスは当たり前で、でもそれだけでは結果につながりません。
基礎的な内容を常にちゃんと身に着けることで、
審査に通用し、限界のない実力につながることを知ってくださいね♬
ピアノ経験のあるお母さんたちが多い時代ですね。
知識もあり、楽譜の読み違えに気づいたらぜひ指摘してください。
間違ったまま練習すると、1週間がムダになっちゃう。
でも、ピアノ経験がないお母さんたち、心配ありませんよ!
実のところ、お母さんのピアノ経験の有無は、生徒さんたちの差につながっていません。
確かに、経験のあるお母さんはピアノの先生を選べるかもしれませんね。
コンクールを視野に入れている場合は、それも加味して問い合わせしてきますし。
ですが、レッスンが始まったら、あとはいかにレッスンを身に着けるか否か、それだけ。
お母さんの実力は、普通はあんまり関係ないんです。
というのも、おそらく私のレッスン内容は、ピアノを10年以上習った方でも、
初耳だ!ということが多いはずだから。
お母さんが習ってないことをお子さんに教えているので、
レッスンを見学したら、え?そうなの?ということを教えていると思いますよ。
以前はそれで困ったことも。
私の指導とは違う弾き方、音の出し方をさせるお母さんんもいました。
でもそれだと審査は通らないんですよね。
お母さんの良しとするピアノと、審査に通用するいい演奏は違っていたのです。
未経験のお母さんでも、発表会やコンクールを経験し、
その耳と感覚は出来上がっていきます。
弾けなくても、いい演奏かそうでないか、しっかり区別できるようになっていきますよ。
それを証拠に、演奏を聴いた感想はどのお母さんも的を得ています。
お母さんたちも、レッスンを通して成長なさってて私も嬉しいです♪