2016.02.16
脳と指がつながることが大事という
お話をしましたが
これ、真に受けてくださいね。
レッスンしていてよく思うのですが、
指を鍵盤の上に乗せたら
指がなんとなく弾いてくれる、と思っている人は多いですよ!
指を乗せたら指は勝手に弾いてくれません。
なんとなく弾いているとミスしやすいですしね。
直そうとするときは特に、意識的に指を動かさないと、
先生に習った通りには弾けませんよ!
人間、ついうっかり・・・はよくあります。
何度やってもミスすることもいっぱいあります。
でもね、意識しないでただ弾いても、それはムダが多いんです。
脳から指に働きかけて動かそうとする! これが大事です。
動かそうとしないのに動くようにはならないし、
ミスを直そうとしないのにミスが減るわけはないのです。
ピアノを弾くっていうのは
“指が”弾くように見えるけど、ほんとは“脳が”そうさせているのですよ。
まずは、正確に指を動かそうと働きかけミスを減らしていく。
そういうことがわかってきたら、
脳だけじゃなく“気持ちで”曲を引っ張っていくことも知っていく。
脳、指、気持ち・・・どれもが欠かせないですね。
ピアノを弾くって、いろんなところを使うのです♬
うまくなるには、脳だけじゃなく性格も関係していますよね。
なかなか上手に弾けないときに、我慢して粘ろうかという人は上達できる。
うまくいかなくて投げ出したりかんしゃくを起こす人はそこまで。
これは性格と関係していますよね。
投げ出すことを覚えると、成長とともに課題は大きくなりますよ。
子どものころに少しでも、自分へ働きかけることを知ったほうが絶対いい。
私はピアノを通して、成長を良い方向へ導きたいと思っています。
歩く方向、努力の方向を間違えないようにしたいですね♪