2016.02.09
今、私の生徒さんで最高齢の方は
80歳を超えたおじいちゃま。
この方、60歳代からレッスンを始め、
体調不良で中断すること2回、
でも回復のたびにレッスン復帰して来た方です。
今はピアノじゃなく歌を歌いに通ってらっしゃいますが、
「春が近いので、今度はこの曲をやりたいんですが・・・」
と、季節ごとに歌を選んでいらっしゃいます。
「ピアノの音は美しいですな!・・・おお・・・きれいだ・・・」
ご自分の歌だけでなく、私の伴奏も味わってくださいます。
20歳代から70歳代の方々もいらっしゃいますが、
おとなのかたはお子さんとは違った感覚がありますね。
「この曲はむずかしいですか?わたしならいつごろ弾けますか?」
「古典の特徴なんて知りませんでした。おもしろいですね・・・!」
「お手本を聴かせてください。・・・・あぁなるほど・・・!わかった気がします」
反応がいろいろ返ってきます。
みなさんの特徴は、
知識欲があって、教えたことを「へぇー!」と言う感じでお聞きになること。
もちろんおとなですから「へぇー!」とはおっしゃいませんがね。
感服している様子が伝わってきて、年齢関係なしにかわいいなぁ・・・と思うのです。
小さな生徒さんたちは、できたことを褒めるとすなおに喜びます。
あら、よくがんばったねぇ!ぜんぶ合格だよ!
「やったー!」
これ、むずかしくなかった?ちょっと弾きにくいよねぇ。
「うん。でも、やったらできたよ!」
ちょっと大きくなった生徒さんたち、
バロックの弾き方は慣れるまで注意が必要だから大変でしょ?
「はい。でも、なんかいいですよね、この音・・・」
この曲、長くてむずかしいのに来るたびよくなってるよ。どれくらい練習してるの?
「だいたい1時間くらいしか弾けなくて・・・」
そりゃ立派よ!1時間の練習でこれだけできているんならたいしたもの!
コンクールの課題曲、先生に習ったことをやるのは大変でしょう?
「はい。でも、大丈夫です!やってて楽しいっていうか・・・」
みんな一生懸命です。
練習ができてなくても、レッスンの時にがんばってくれたらそれでいいの。
生きてれば色々あって、練習できないこともあるよね。
でも、ここに来たときには心をピアノに向けてくれればいいのよ。
みんな、一生懸命ピアノに向かっててかわいいなぁ・・・
教えがいがあって、いいオーラの交換ができますね♬
鳴りを潜めていたインフルエンザが急に流行している様子。
須賀川の小学校では学年閉鎖、郡山ではおたふくかぜ、水ぼうそうという学校も。。。
昨日、母の付き添いでクリニックに行ったところ、来る人来る人インフルエンザ!
うそー!こんなにインフルエンザ?うっかり病院に行ったらうつっちゃうかも。
というわけで、先生もマスク着用でレッスンしています。
酸欠気味になって息苦しいけれど仕方ない。
受験生もコンクール出場者もいるんだから、ここでインフルエンザを持ち込むわけにはいきません。
何年も前ですが、
「元気だし熱も下がってるからレッスン行っていいですか?」
いやいや、お母さん。それはマズイでしょう。
ほかの生徒さんを守る義務が私にはありますよ。
今はそんなことを言ってくる保護者の方はいらっしゃらなくて助かります♪