2016.01.07
うまくなるにはやる気が必要です!
というのは
当然過ぎて話にもなりませんが・・・
新しい年になってレッスンが始まり、
先生は意外な驚きを感じています。
それは、
久しぶりのレッスン、それも年末年始を挟んでいたというのに、
どの生徒さんもみな、なかなかよく練習している、ということ(←失礼!)
冬休みは日常とは違う日々だから、ピアノの練習どころではない、と
思っていたのは私だけ・・・?
年末に、
「冬休みは、練習をさぼりすぎない程度に楽しく過ごしてね!」
と言ったけれど、なぜかどの生徒さんも意欲的でだらけてない。
健やかなレッスンができて、先生もやる気がわいてきましたよ。
さて、
やる気スイッチを探すのは、人それぞれちがってるからなかなか大変ですが、
“いい演奏”を聴くと、ちょっとやる気が出ますよね。
というか、意識がピアノに向きますね。
この“意識がこっちを向く”と言うのが大事!
それはCDとかじゃなく、生演奏が効果的です。
もしかしたら、すごく素晴らしい演奏じゃなくても、
あなたの心に響けばそれで十分なんです。
たとえば、
ショッピングセンターや街角で生演奏をしているのをちょっと聞いただけで、
意識がピアノへ引っ張られるかもしれません。
どこで、何が、作用するかわからないけれど、
誰かのピアノ発表会を聴くことは、思いがけない効果があったりします。
それは、
自分と変わらない年齢の子どもたちが弾くピアノを聴くことで、
何かしら気づき、感じることがあるからです。
おうちのみなさま、
もしお近くで生演奏を聴けるような機会がありましたら、
お子さんをお連れになってみてください。
長い時間でなくてもいいから、ちょっと立ち寄る程度でもいいのです。
何かを感じる機会を与えること___それが大事です。
そして、大きくなった生徒さんたちは、それに加えてCDも聴くように。
小学校高学年あたりから、いわゆる名曲を弾くようになっていきます。
「何か弾きたい曲を見つけて持ってきてね」と言われたあなた、
それは、テキストに縛られずに曲を選んでいいよということ。
弾いてみたい曲、憧れの曲を持ってくる生徒さんたちは、
それだけ意識がピアノに向いており、自分の中に充実を持っている証拠。
そしてそういう生徒さんは、必ず大きく伸びていきます。
あなたの手に無理のない選曲なら、どんどんレッスンしますよ。
意識が動き出すと、自分が今どんな状態かも感じるようになります。
高校生のかーちゃん、長い難曲を練習中ですが、
「今月中に譜読みを終えられるようにと思っているんです」
自分なりのペースで、目標の目安を立てているのね。立派!
大学生のしーちゃんは、本番が近付くと
「このレベルで大丈夫でしょうか?もうちょっとレッスン入れて頂けるでしょうか?」
と、自分からレッスンの申し込みをしてきます。
自分の納得がいくラインまでもって行きたいという意識が、
彼女のレベルをどんどん上げています。
やる気は、意識を持ちます。
意識は、集中につながります。
集中は、心を使うことと同じです。
心をちゃんと使えるピアノを弾いていきましょう♬