2015.12.25
うまくなる生徒さんの共通点のひとつに、
指と鍵盤と目の関係があります。
鍵盤を見ながら弾くのって楽ですよね。
でもそれ、いいとは限らない。
暗譜しちゃっているならもちろんそれが自然ですが、
普段のレッスンで、
楽譜を見るより鍵盤・指を見ているタイプは読譜が遅くなりがちです。
またほかの要素として、指が鍵盤になじんでないとでもいうのか、
“どこに何の音の鍵盤があるのか”を指が知らない場合もそれ。
眼が楽譜を見ながら指はあんまり見ない、というのが理想のスタイルですよ。
楽譜を見ずに指をいっぱい見て弾く生徒さん、時々見かけますが、
これは暗譜していないならよくない傾向です。
短いフレーズを覚えながら弾いているみたいで、と言う感じでしょうが、
それは楽譜をパッと読めない傾向があるとそういう弾き方になりますね。
眼は楽譜を見て、指や鍵盤は時々見る程度、これが一番伸びますよ。
また、読譜のことだけではなく、
指が鍵盤の感覚を知らないというのもミスしやすい原因です。
私たちピアノ弾きは、
鍵盤を見なくてもどこに何の音があるか、指の感覚が知っています。
でも、その感覚がない、もしくは感覚が鈍っていると、
思いがけないほどミスしやすくなるのです。
もしお子さんが、
楽譜を見ずに必死に指や鍵盤を見て弾いている、という感じなら、
それは読譜力の不足や指と鍵盤の感覚が形成されてないということでしょう。
譜読みが早くできてミスしにくくなるには、
眼は楽譜を見て、指は感覚で鍵盤を弾くのがポイント!
順調に進んでいる生徒さんたちは、いつのまにかこのスタイルで弾いていますよ。
眼は楽譜を追い、指は鍵盤を知る。
もちろんそれは、練習することで身についていきますよ。
眼は楽譜を見慣れること、指は鍵盤と仲良くなることですね♬
年長さんのあーちゃん、まったくの初心者でまだ2回しかレッスンしていませんが、
この子は伸びそうだなと感じました。それがこの記事の内容と同じ。
あーちゃんの目は楽譜を見て、指は見ずに弾いているのです。
指の形も教えましたよ。こんなふうにねって。
でも、指の形は目で見るより指の感覚でいい形かそうでないか、知らなくてはなりません。
あーちゃんはそれをすんなりやっている様子でした。
こういう子は伸びるのよね・・・楽しみ・・・!
とにかくみんな、先生に習ったことを、だまされたと思ってその通りにやってみてね。
必ず実力がつきますよ!それももしかしたら最短距離で♪