2015.12.18
楽譜をひらくと、
先生が印をつけたところがいくつかありますね。
その印、何でついてるのかな?
「えーと、まちがってたから」
そのとおり。
音符に〇がついてたら、音の間違い。
数字に〇なら指の番号の間違い。
その印、素通りしてはいけませんよ!
音の間違いを直す。指使いを直す。スラーやスタッカートも正しく弾く。
そのために先生は印をつけているのです。
でも、
見慣れた景色のようになっちゃって、その印を素通りしてはいませんか。
実は、そういうことはすごーく多いです。
印がついてても、何気なく弾いちゃうとそれは間違ったまま。
「ここ、音符を間違ってたから直さなきゃ」
「ここは指使いの通りじゃないと弾けなくなっちゃうんだよね」
「ここのスラー、切って弾かないようにしなくちゃね」
こんなふうに、習ったことを思い出してほしくて印をつけているのです。
レッスンのたびに同じところを指摘するような場合は、
印の色を変えて強調していますが、それでも見逃すことは多いです。
注意喚起や集中しかないかもしれませんが、
冷静に楽譜を見て、ひとつずつチェックしてみてください。
どこを直さなくてはならないか、はっきり意識できますよ。
その時、ピアノの前に座らないほうがいい、と思います。
ピアノの前に座っちゃうと、つい弾いてしまいますよね。
そうなると、注意喚起の意識が薄まってしまいがちなので。
これは、本人だけじゃなくて、お母さんが冷静に楽譜を見て、
「ここは何で印がついてるの?」
「ここは何が悪かったの?」と、静かに尋ねて、
直す練習をしっかりやるようにするとうまくいきますよ。
ですが、
くれぐれもお母さんが練習をチェックする場合は、お怒りモードは厳禁で。
気持ちは感染します。
お母さんが怒っていると、子どもは反抗するか、不機嫌になるか、イヤになるか。
これはかえってマイナスです。
親子関係も悪くなるし、うまくもならないし。
「今日は、こことここだけ直したら?」こういうリードもいいですよね。
「ここ、どんなふうに弾くの?」と、教えを乞うのも有効。
「あーそれはむずかしそう。ゆっくりやってみたら?」と労わるのも大事。
先生が楽譜に書き込んだことはとっても大事ですよ!
印のところだけを直しただけで、次のレッスンでは必ず前進できます。
印をよーく見て直そうね♬
年末年始が近づき、レッスンも冬休みになっていきます。
年間44回のレッスンを開講する決まりですので、その回数に合わせてレッスンの冬休みが曜日ごと違ってきますが、
月曜日の生徒さんたち、すみません!今回は冬休みはないです。
どうしても月曜日は祝日が多く、結局今年44回目のレッスンが12月28日。
1月も祝日があるので1月4日もレッスン。ということでお休みなしです。
嬉しいのかがっかりなのか?
月曜日の生徒さんたちにそのことを言ったら、
どの子も「はーい!わかりましたー!」といつもと変わりない笑顔。
せっかくの冬休みなのにごめんねー。
おうちのみなさまも、忙しいところをすみませんが、よろしくお願いいたします♪