2015.12.15
コンクール関係の仕事で出かけた折に
アンサンブルコンテストを
10組ほど聴きました。
金管や木管など、数人でのアンサンブルのステージは、
ピアノオンリーの私にはなかなか新鮮!
どれも聞いたことのない曲ばかりですが、
ピアノ以外の楽器を評論する立場じゃない私でも、
やはりこうして何組も聴いているとその優劣はくっきりしてきます。
こういう小チームって、先生の指導が入らないのかな?
楽器の演奏は、その楽器の基本的な練習はもちろんですが、
仕上がりがどれくらいか?という点が結果に結びつきます。
それは、仕上がりのレベル、完成度ということですが、
時間切れで本番になっちゃったのかもしれないし、
これがその奏者の完成品かもしれないし、
結局は、本番の演奏があなたの今の実力、ということになるわけです。
私も思ったことがありましたよ。
発表会の生徒たちの演奏は、イコール私の評価でもあると。
これがこの子の完成品なら、これがこの先生のレベルなのねと
思われることと同じです。
その演奏が低いラインであるなら、それは指導がそこまでだと判断されてしまう。
若いころはそれに気づいて、それはもうハラハラしたものでしたが、
いつのまにか、
そういったストレスは感じないですが・・・開き直ったかな?
さて、コンクールの課題曲が発表になり、出場希望者も多く、
生徒さんたちの意識が高まっていて嬉しい限り。
せっかく練習するのなら、とにかく先生に指摘されたことをしっかりやってね!
それだけで入賞に近づきますよ♬
アンサンブルコンテストを聴いていてふと思ったのですが、
この楽器って、たいがいは学校の楽器ですよね?
もちろん自分の楽器を持っている人も結構いるでしょうが、
金管や木管って、新品の楽器はいやじゃないのかな?
というのも、ピアノやヴァイオリンは、新品の楽器ほど嫌なものはないのです。
数えてみたら、私は今までにアップライトを4台、グランドピアノを3台弾いてきました。
アップライトはすべて手放していますが、グランド3台は現在も使っています。
一番新しいのが5年ほど前に買ったSKですが、
これを買う前は、新しいピアノを買うのはいやだと本気で思っていました。
新品のピアノは、とにかく鳴りが悪くてもうイヤになっちゃうんですよ。
1台目のヤマハC5Aも、数か月~1年は面白くなかったし、
2台目のベビーグランドにおいては1年以上なじまなかったし、
だから新品を買って1年も不満を抱えて弾くなんて耐えられない!と思っていたのです。
でも、必要に迫られてあきらめの気持ちで買ったSKは、不都合があんまり感じなくて済みました!性能のいいピアノだったんですね。
支店長に頼んで3台ご用意いただいた中から試弾して決めたものですが、
これは最初からしっくりきて、新品のイヤさがなくて本当によかった!
なじむまで1年も毎日数時間弾き続けるなんて、そんな元気はないと思っていた私なので、本当に助かりました。
あ、こういうことを言うと生徒さんたちが新品を敬遠するかもしれないけれど、
それは全く問題ないですよ!
もしピアノを買い替えたいと思っても、私が言うような違和感は少ないはずだから大丈夫!
毎日弾いているピアノが一番なじんで弾きやすくなりますよ♪