2015.12.02
ピアノを弾く時には心をこめて
音を出したいものですね。
まちがえないように、つっかえないように弾かなきゃと思うあまり、
それどころではなくなりがちですが、
譜読みしたてで曲に馴染んでない場合はまぁムリもありません。
でも、手が曲になじんで来たら、
無造作に音を出さないで、そのフレーズに合った音色、弾き方をしましょう。
レッスンで、よく先生が、
この弾き方と、こっちの弾き方と、どっちがきれい?と聞くことがありますね。
もちろん、ふたつを比べたら良し悪しがわかります。
そしたら、そのいい方で弾けばいいのです。
音楽は心だとよく言われることですが、
心を込めてといっても小さい子にはなかなかわからないかも。
もしかしたらおとなの方でもよくわからないと思う方もいるでしょう。
では、心を込めて、を違う言い方にしてみたら?
たぶん、“集中して”とすごく似ていると思いますよ。
集中して、と言うのをまた別の言い方に置き換えると、
“意識をこっちに向けて”と同じことでしょう。
意識をこっちに向けられる=集中する、です。
これはピアノに限ったことじゃないですよね。
意識がこっちを向いているだけで、学びは順調に進んでいきますよ。
私は常々、
ピアノを習うことはその人の様々なものを育てることでもあると思っています。
集中すること、努力すること、一歩ずつ前進していくこと・・・
それは、あなたという人を作っていくことと同じです。
少しずつ働きかけながら、
あなたがよりよく育っていけますように♬