2015.11.24
ピアノが弾けるようになって、
その曲のイメージで演奏できるようになるころには、
色んな奏法を教えていきます。
こういうとき、手首はこんなふうにね。
これは、腕をこんな感じに使ってね。
ここは、指をこうやって動かしてみて・・・・
こういうレッスンをすることで、色んな音色を出せるようになっていきます。
これらはどれも楽譜に書かれていないことだから、
レッスン室で習ったことをちゃんと自分のものにしていきましょう。
楽譜に書かれていないこと、これこそがレッスンで習う大事なポイントでもあります。
その内容は先生によって違ってくるけれど、
それらがどれだけできるかによって、実力の度合いも変わってきますよ。
さらに、ソナチネレベルが過ぎたらソナタですが、
そのあたりまで来たら、もう少し踏み込んだ知識も必要になってきます。
バロック時代の楽器はどんなものだった?
古典ならどう弾く?
ハイドンとモーツァルトとベートーベンの違いは?
ロマンになったら何を表現する?
近現代のドビュッシーの音色にするにはどんなテクニックが必要?
ロシアものなら何が違う?・・・・・
そういったことを、曲に応じて教えていきます。
この辺になってくると、どの生徒さんもかなり真剣な顔で聞いています。
思案顔になり、集中している様子も深く、
先生の話を自分の中で消化しようとしているのが良くわかります。
さらに、
名曲と言われている作品を弾くなら3人以上のピアニストの演奏を聴くように。
そして、
その演奏がどう違うのか。
どの演奏があなたは好きか。
あなたはどう弾きたいか。。。。
いろいろ考えることが出てきますね。
そういう様々なことを経て、自分だけの演奏が出来上がっていきます。
テクニックはCDにかなわないけど、表現は自分の演奏のほうが好き、と
思えるピアノを弾いていけるように。
どんなラインであっても、
私は生徒さんたちが“できた!”となっていくのが一番うれしい。
今日もいいレッスンができますように♬