2015.11.08
今日は仙台で、
東北青少年音楽コンクール入賞者記念演奏会が
開催されました。
リトルピアニストEコースの園児から、
ピアノAコースの大学生まで、
全部で74名のみなさまが演奏されました。
さすがに入賞者の方々だけあって、
曲も難しいものが多いしマナーもよく、もちろんレベルも高い!
内容のいいコンサートでしたね。
私は奥の仕事があって客席で聴けませんでしたが、
モニターで流れてくる音は聴いていましたよ。
特に、
ラストの奏者、最優秀賞の彼の選んだ曲はショパンのソナタ3番。
終楽章を、それは見事に弾ききりました。さすがですねー。
私はそれを袖で聴きながら、既視感のようなものが。。。
これを弾いたのは19歳の夏、華やかで壮大で魅力的なこの曲を、
1か月少々で仕上げなければならない焦りの中で必死に格闘してたような・・・
あの時以来、この曲を弾くことはなかったなぁ・・・
そうそう、ここでこうして、次はこう弾いて・・・うん、それでいい。
それにしてもいい曲・・・もう一度やってみようかなぁ。全楽章やらなくてもいいんだし・・・
そういえば皆さんも、自分が以前弾いた曲を懐かしく聴く機会があるかもしれません。
そんなとき、
あの時の季節や気持ち、どれだけ練習をがんばったか、
どんなふうに弾くのか色々悩んだことや、イメージしたことなど、
なんとも懐かしく嬉しいような温かい記憶がよみがえってくるでしょう。
音楽は一瞬で記憶を呼び覚ますことができますね。
今日は早朝からとても忙しい一日でしたが、
一瞬で19歳の自分に出会ったような気持ちになりました。
さて次は来週、福島県の入賞者演奏会。
どんな演奏が聴けるか、楽しみにしていますね♬