2015.11.05
その段階に応じて実力のつけ方、
要求するラインは変わります。
指導方針によって色々変わってくるでしょうが、
私は、
小学生・ソナチネまでに基礎力を
しっかりさせてあげたい、というのが信条です。
小さな子は、おとなの言うことをききます。
朝と夜はは歯磨きしようねということも、ご飯の前に手を洗おうねも、
お母さんの声掛けで習慣化されます。
それと同じように、ピアノもまず“いい習慣”をつけてあげたいのです。
楽譜をちゃんと読めるように、指の形を気を付けて、
いい音とそうでない音の違いを知って・・・
こういったことを体得するためにも、さぼりすぎない練習習慣をつけ、
テキストも進めたほうがいい。
覚えればいくらでも覚えられる時期でもあるからです。
そういうことを身に付けながら、
より高く深く、レベルを上げていくことも視野に入れていきます。
その曲をどう弾くか?
表現する楽しさを知り、その手ごたえを味わうこと。
ここまでくれば、ピアノをやっててよかった!と心底感じますよ。
でも、
楽譜を音に変換する(弾く)ことができなければ、表現はできない。
ピアノは、表現することが一番大事で一番楽しいこと。
そのために、小さなあなたは1回ずつのレッスンで習うことを、
着実にしっかりと受け取っていってくださいね。
発表会で見た先輩たちの姿、あれは数年後のあなたですよ♬
秋は、どこの学校でも合唱があってその伴奏を務める生徒たちが多いですね。
伴奏者賞を頂いたという子も多く、先生も喜ばしい限りです。
ずっと昔、私の子どもが小学生のころ、浮かない顔をしていたことがありました。
「ピアノの先生の子どもだから上手で当たり前、ずるいよねって言われるの」
あー、これね、よくある話です。
ピアノの先生の子どもはピアノが上手、とは限りません。
ピアノは練習しなければ弾けないしうまくならない。これは絶対、そう。
誰の子どもであっても、努力しなければ弾けるようにはならないんですよ。
どんなに便利な世の中になっても、どんなにお金があっても、
練習しなければ弾けません。
ピアノっていうといつもあの子が選ばれて不公平、という話も聞こえてくるけれど、
行事の時だけがんばるのでなく、普段から練習を積んできた子が評価されるのは不公平とは言わないんですけどね。
そういう正論はともかく、
学校のように多くの人がいるところではいろんな思惑が飛び交うのでしょう。
ともあれ、
ピアノは本人が練習しない限りはうまくならない。
これは絶対的な真理。練習がんばってね♪