2015.11.03
初めてレッスンに来たゆーちゃん(小1)
そういえばピアノ初めてなのに、
直すところがあんまりない。
初心者ということを忘れてしまいます。
ピアノはね、ひとりずつ教えていくから、
ゆーちゃんががんばればどんどんうまくなるよ。
だけど、やりすぎず、やらなさすぎず、でね。
そうそう、これ。
“やりすぎずやらなさすぎず”が大事です。
やりすぎるとポキンと折れそうだし、やらな過ぎるとできなくなってしまう。
習ったことを次週までに慣れてきてね、というのが私の指導スタイルですが、
最初のころは、
生活の中にピアノを弾く時間を組み入れるというのがポイントといえるかも。
習うことはそれほど多くないけれど、復習=練習しないと、
どんどんできなくなってしまうのがピアノ。
だから、ぼちぼちがんばっていこうね。
レッスンは、それぞれの段階で練習も自覚も変わってきます。
レッスンを始めたばかりとか、 まだ小さなお子さんなら、
やりすぎなくていいから復習だけはぼちぼちやってね。
小さなうちは指にいい習慣をつけたいし、
読譜については、考える力、集中力を養う絶好のチャンス。
お子さんには、少しずつ努力する性格を養ってあげたいですよね。
大きくなるにしたがって、前向きに頑張れるか、壁があったら逃げやすくなるのか、
それは大きな差になります。
それは勉強だけじゃなくて、人として生きていくうえで大事なこと。
生きているといろんなことがありますよね。
逃げてはいけないこともあるから、その時どうがんばれるか?
そういうとき、一生懸命誠実に頑張っている人がいたら、
周囲の人が助けてあげたいと思うようになりますよ。
力を貸してあげようと思うようになりますよ。
人は自分だけの力で生きるばかりじゃないから、
そうやって誰かの支えを得られると、本当に大きな力になるのです。
前向きで健やかな気持ちや姿勢があると、周囲からの理解や応援が得られ、
そしてそれは、がんばれる力になりますよ。
人格が耕され健康な感覚を持つ人は、見ていて気持ちがいいもの。
いいものには、いい何かが集まります。
そしれは力になり、あなたのプラスに導いてくれますよ。
そういった土壌を作っていくであろう幼い時期に、
なるべくよいものを見られるように導いてあげたいですね♬
お母さんの喜ぶ顔が見たくて子どもはがんばるようになる、と言ったのは誰だったかな?
練習してがんばったらできた!と言うとき、人は嬉しさを誰かと共有したくなります。
「よかったね!」「うまくできたね!」「がんばってえらかったね!」
この時、成果じゃなく努力を誉めてあげることが大切です。
おとなはつい結果を求めがちですが、頑張ることを評価する、という視点を忘れずに。
こどもは「できた!」が嬉しいのです。
できた!ができるような環境や頑張れる雰囲気を作り出してあげてください。
ピアノの練習に関心を持ち、
どんな曲を弾いてるの?どういう練習をするの?何に気を付ければいいの?
こんな風に声をかけてあげることで、お子さんの意識がピアノに向きますよ。
うちの教室のお母様方は、よく育てているお母様が多いと感心しています。
気が向かないときにうるさく強要せず見守ったり、なにげなく練習させるように声掛けしたり、
本当にお母様によって結果は変わってきます。
長いスパンで見られるお母様ほど、結果的にはお子さんが何かを得られています。
おとなはいろんなことを思いますよね。もっとこうしなきゃ、やらなくちゃ・・・と。
でも、短期的視点はあんまりいいことにならないんですよね。
子どもは日々成長し、変わっていきます。
どんな人になってほしいのか?それを含めて私も毎日勉強です♪