2015.10.29
年長のれん君、
宿題の曲を1週間でOKをもらうので
どんどん進みます。
さて、次はこの曲ね。
ここがこうで、こっちはこうで・・・
「なんか、ちょっとむずかしそう・・・」
うん、ちょっと難しいかもしれないけど、こことここが上手になったらあとは簡単だよ。
「ふーん」
じゃ、宿題はここまでにしようね。
「うーん・・・もっとやる!」
あ、そう?じゃ、こっちの曲も練習してくる?
「うん。れんが書く!」
先生の鉛筆を奪い取り、1段ずつ練習予定を書き込みます。
れん君のすごいところは、その練習予定をきっちりやってくるところ。
なのでこの1年、停滞なく進んで来て1年生を追い抜きそうです。
こういう生徒さん、この頃とても多いですねー。
しゅん君(年長)も春からレッスン始めたばかりですが、
新しいことを習ってむずかしそうだと言いながら、
「もっとやる!」
難しいかもしれないからムリしなくてもいいよと先生が言っても、
「んー、でもやる!」
そういえば今月からレッスン開始のゆーちゃんも、
今日はこれくらいやれば十分だよと言ったら、
「もっとやってみたいです」と恥ずかしそうに言ってました。
そう?じゃ、新しいおんぷもやってみる?
「はい!」
あらまぁ、これじゃどんどん進みそうですね。
希望が広がります。
そういえば大きい生徒さんたちも、
「今度これはどうでしょうか?」と、もってくる曲がまたまた難しいもの。
えーと、これでもいいけど、ちょっと大変かもよ?
「ハイ!でもやってみたいのでがんばります!」
みんな、向上心とトライの気持ちがあっていいですねぇ。
発表会の意義と言うのはこういうところにもあるのですね。
というのも、
誰かの演奏を聴くことで、自分も頑張ろうかなと思うようになるのです。
先生や親があれこれ言うより、
自分が何かを感じて自覚が育つことで、自分で自分を育てることになるのですね。
もっと上手になりたい。もっとがんばれる人になりたい。。。
この気持ちの根底には、“いいものへの憧れ”があります。
生徒同士が敬意を持ち合い、
小さな子は大きな先輩に憧れ、
大きな子は作品への憧れを抱き、
前向きで充実した気持ちが育まれていくのです。
そういう空気の中でレッスンできて、先生は嬉しいですよ♬