2015.10.16
レッスンを始めた動機は?
ピアノを弾けるようになりたいから、でしょう。
もちろんそれでいいのですが、
弾けるようになる、上手になるだけじゃなく、
あなたという人を作っていってほしいと
思っています。
小さなあなたには、
弾けるようになる嬉しさを感じながら、
考え、集中し、努力の大事さを知ってほしくて。
大きくなったあなたには、
音に心を乗せる充実を知って、
何かを求める真摯と誠意を身に着けてほしくて。
レッスンで身に着けた基礎力とその真摯な人格を基に、
ピアノのさらに精緻で手ごたえある音作りへと向かい、
何に対してもまっすぐな眼を持ち心を尽くし、
そして自分の軸をしっかり持てる人へと育っていけますように。
そんなことを先生は願いながらレッスンしているのです。
こうして皆様の前で演奏する発表会では、
つい、ミスした・しないと思いがちではありますが、
ここまで到達するにあたって、いかにお子さんが心を尽くし誠意を尽くしたか。
本番を迎えるまでに、どれだけ精一杯の努力ができたか。
結果ではなく、
当日までにどんなことを考え、どんな姿勢をもって歩んでこられたか。
___それが何より大事なことです。
こうした経験を重ねることで、子供たちは成長し、自問自答していきます。
ステージを務めた子供たちは、
それを誇らしく、嬉しく、がんばった自信を感じ、自覚も育つでしょう。
そこから自己肯定感がうまれ、人格が耕されていきます。
おうちの方々は、
お子さんの努力と成長をたくさん褒めてあげてください。
そしてこれからも頑張って乗り越える力が培えるように支えてあげてください。
結果は必ずついてきますよ♬
発表会などの折にはお母様方の様々なお気持ちに触れることがあります。
「うちの子も、いつかあんな風にすごい曲を弾けるようになるんでしょうか」
「うちの子が小さかった時のことを懐かしく思い出しました」・・・
よくわかります。
お子さんが小さいうちは、数年後のことでも想像できませんよね。
何気なく習ってたらいつの間にかコンクールに出るようになるなんて、考えもしませんでしたとおっしゃるお母さんも多いです。
でも、発表会をご覧になると少しは想像できそうな気がしませんか。
「あの子がひとりでステージに上がるなんて、そんなことできるかどうか心配で・・・」
本当に皆さん、初めての時は誰でもそう思ってハラハラでしょう。
だけど、だいじょうぶ!ちゃんとやれたでしょう?
親が想像する以上に子どもはどんどん成長しています。
それにはいろんな経験をさせなきゃ育っていかないけれど、
その経験を、子どもは自分の中で栄養にしていきます。
私たち先生や親御さんは、栄養として取り入れていけるように育てていくのです。
さて、
みんなとてもいい演奏をしてくれて本当に先生は嬉しいです。
先輩たちに続きたいあなたに教えますとね、
「あの曲が弾きたい!」「コンクールで入賞したい!」と言った人の勝ち、かも。
現に、そう言った人たちがその望みをかなえていますよ。
あなたの望みをかなえるにはどうしたらいいか?
先生はそれを知っているから、叶うようにレッスンしていきますよ♪