2015.10.14
さて、続いての第2部。
ここでは今年初めて発表会に出る生徒さんたちの
デビューから。
レッスン歴1年未満の生徒さんたちは
すごく伸び盛り。
読符して表情もつけての仕上げですが、
みんな安定したテンポ感できっちり弾けていました!
親御さんたちはみなさん、うちの子がやれるか心配…だったでしょうが
ひとりできちんと舞台を務める姿、大したものですよね。
来年は驚くほど伸びていますよ!本当です!
そしていよいよ名曲揃いのプログラム。
お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、
昨年、一昨年の発表会で弾いた曲がちらほらありますね。
これは、
「あの曲、いいなぁ・・・私も弾いてみたい!」と言う生徒さんが選んだものです。
それは、その演奏がよかったから弾きたいと思った曲。
曲ってね、うまく弾いてないといい曲には聞こえないものなんですよ。
ですから、
誰かのピアノを聴いて弾きたくなるなら、それは奏者の実力があるということ。
先輩たちの演奏を聴いて弾きたくなるっていうのはその証左でもあります。
そこでまたお気づきの方もいらっしゃるでしょう。
あら?去年の曲と同じ曲なのに、なんか感じが違うなぁと。
それは、
弾き手によって解釈や感性が変わるからです。
同じ曲でもピアニストによってテンポも表現も全然違ってきます。
それでいいのです。
曲は作曲者のものだけど、演奏はピアニストのもの。
だから、あなたの感じ方や表現でいいのです。
もちろん、作曲者やその時代によっての奏法、タッチは教えますよ。
だから何でもありなわけじゃない。
古典の中で、ロマンの中で、近代の中で、その約束事を踏まえたうえで、
あなたの演奏を作っていく。それがレッスンなのです。
自分の演奏に納得がいくこと。
それを目指したステージだったと思います。
えーと、詳細も語りたいので、それはまた次回に♬
お手伝いに来た私の妹。発表会に来たのは何年ぶりか?
「みんなすごく上手になってるねー!あのびらびらびらーっていうの、すごいねぇ」
びらびらびらー?あぁそれ、グリッサンドだよ・・・
「へぇー。上手だねぇ。男の子が弾けるっていいねぇ。うちの子も弾ければいいのに」
中2の甥っ子はピアノが弾けません。ピアノ買ったのに結局習わせなかったんだね。
「私もやってればよかったなぁ、ピアノ。やめなきゃよかったよ」
この人、3年ほどしか習ってません。
「せっかく習っても今じゃ全然弾けないし。もったいなかったよ」
少なくともソナチネまではやったほうがいいんだよ。基本だから。
「あの頃、あきちゃんみたいに弾けなくてイヤになったんだよね」
私のほうが2年早く習ってたんだからそれは当然でしょ。
「でも、それでもなんか自信なくしちゃったんだよねぇ」
子どもの頃、どちらかが弾き始めると自分も弾きたくなってけんかになったものでした。
それにしても、グリッサンドという言葉を知らないにしても、びらびらはないよね・・・