2015.08.27
子どもは脳が柔らかいです。
吸収がよく、どんどん覚えていきます。
幼児教育でピアノが推奨されているのは
皆さんもうよくご存じのとおりですが、
私も現場で実感しています。
最初は伸びていく下地を作り、それを元にしながら伸びていくんだなぁと。
下地という言い方をしますが、
最初はどの子も、何も知らなくて何もできないまっさらな状態。
そこに、様々なことを教えたり練習させたりしながら育てていく。
すると、
教育を受けた子供とそうでない場合の差がはっきり表れてくる。
小さな生徒さんたちを見ていると、つくづく思います。
この子たちは数か月前、何も知らない状態でここへ来たけれど、
今はおんぷが読めて、指を動かして弾き、レッスンを集中して受けている。
先生から習ったことを身に着けながら、着々と力をつけて育っている。
それはピアノの上達に限定することではなく、
集中し、いいものをめざしてがんばる姿勢ができている。。。。
私は常々、ピアノを習うことで、ピアノ以外のものも伸びていけると思っていますが、
そういった、前向きで健やかな感覚、いいものに対して敬意を感じられる謙虚さ、
いいものへ向かって努力できる習慣など、
人として大切な要素を養っていけるとつくづく思います。
この小さな生徒たちがだんだん成長していきながら、
数年後には、今の中高大学生のような名曲を弾きこなし、
いいものへ対する感覚が磨かれ、人間力が伸びていくことを、
ワクワクすると同時に、ちょっと不思議な気持ちもしています。
できないことが、レッスンするうちにいつのまにかできるようになっていく不思議。
脳も心も、いい方向を向けるように育てていかなくてはね。
でも、やりすぎ注意!
おとなの計画は時として無理がかかることがあるので、
子どもの様子を見ながら、緩めたり引っ張ったりしながら育てていきましょう。
要求しすぎると、あとでどこかに返って来てしまいますのでね。
秋の発表会では、先輩たちの姿をご覧ください。
お手本がいっぱい!ですよ♬