2015.08.25
今日から小中学校は2学期。
高校は始業式がまちまちのようですが
それにしても
急に涼しくなってびっくりですね。
さて、
中高大学生にもなると、
弾く曲もさることながらレベルもよくなっていて嬉しくなっちゃいますね。
じっくり聴かせる空気が出てきたり、
自分の呼吸ができてきたり、
いい音だなぁと思わせたり、
引っ張る力がいい感じだったり・・・・
あのね。最近、この曲のCDとか、聴いてる?
「あ、いいえ、この頃はあんまり・・・」
うん、それは全然いいのよ。じゃ、ちょっと聴いてみて?
「はい」
そしてどう感じるかっていうとね。
「はい?」
テクニックとかはこのピアニストにかなわないけど、
表現は自分のほうがいいって、きっと思うようになっているよ。
「え・・・?」
技術はピアニストにはかなわないかもしれないけど、
音楽的には自分の演奏のほうが好き!ってなってほしいのよ。
そうじゃないと“自分のピアノ”にならないからね。。。
CDはとてもいいお手本。
でも、それをコピーするんじゃなくて、
自分の表現と音色と呼吸で弾くことが大事。
そうなるために、
ちょっとマズイことを修正して、足りない部分をレッスンしています。
あなただけの、納得できる演奏をめざして。
自分だけの、いい演奏になることをめざして。
それなりの作品を弾くには、それなりの感覚が必要ですが、
いつのまにかみんな、感覚も音色も知性も育っている。
先生はレッスンがとっても楽しいです♬
ピアノや音楽には力があると実感するのは、こんなふうによく育った生徒たちのレッスンの時。
夏バテでぐだぐだですが、
いい音や、いい演奏、いい姿勢を示されると、いつの間にかレッスンを忘れて
その同じ時間を共有する手ごたえを感じます。
それが先生のエネルギーになり、いいレッスンが終わると元気が増えたりします。
一緒により良いものをめざして創っていくって、それは楽しいですよね。
初めはみんな初心者で、「ど」から教えていきますが、
いつの間にかいいピアノを弾くようになっている・・・あー嬉しい!